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明日の為替相場見通し=日銀会合と中東情勢が相場を左右

 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、日銀が31日に公表する金融政策決定会合の結果と中東情勢の行方が相場を左右しそうだ。予想レンジは1ドル=149円00銭~149円90銭。

 今週は日米の中央銀行会合が相次いで開かれるが、まずは日銀会合が焦点となる。市場では現行の金融緩和政策が維持されるとの見方が多いものの、長期金利が事実上の上限である1%に近づいていることから長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)を再修正するとの思惑がくすぶっている。実際に日銀が動けば円買い・ドル売りで反応しそうで、これまで積み上がった円の売り持ちを解消する動きから円高・ドル安が進む可能性がある。また、パレスチナ自治区ガザを巡る情勢が悪化するとの懸念もドルの重荷となりそうだ。ただ、戦闘が激化すれば流動性の高いドルが選好されることも考えられる。なお、今晩に予定される主な経済指標は、10月のユーロ圏消費者信頼感指数、10月のドイツ消費者物価指数(CPI)速報値などがある。

出所:MINKABU PRESS

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