ギフトHD Research Memo(9):株式分割、増配、株主優待拡大と株主還元を強化
■株主還元策
1. 配当方針
ギフトホールディングス<9279>は、株主への利益還元を経営の最重要課題であると認識しと企業価値の継続的な拡大を図っていく考えである。今後の株主への利益還元に当たっては、経営成績、財政状態を総合的に勘案し、財務体質の強化、事業拡大のための投資などにも十分に留意しながら、安定的かつ継続的な利益還元を基本スタンスとして配当性向を注視しながら実施していく方針である。以上から、2023年10月期の1株当たり配当金は、前期比1.5円増配の15.0円(中間配当金7.5円、期末配当金7.5円)を予定している。なお、2023年8月1日に普通株式1株を2株に株式分割したため、2023年10月期第2四半期以前については遡及修正した数値となっている。
株式分割後、新たな贈呈区分を追加
2. 株主優待制度
同社は株主優待制度を導入しており、100株以上を保有する株主を対象に、保有株式数に応じて国内直営店でのお食事券または同社のオンラインストアの割引クーポンとして利用できる優待電子チケットを年2回贈呈している。優待チケットは店舗の券売機のボタンの中からどれでも1つ無料で利用することが可能で、テイクアウトにも利用できる(券売機のない店舗ではメニュー表から1品利用可能)。同社では、投資魅力を高めることを目的に株主優待制度を拡充しており、新たに株式分割後の100株以上200株未満(現50株以上100株未満)の贈呈区分を追加した。なお、贈呈時期と利用期間に関しては、4月末基準日の株主は毎年7月発送予定の優待券を到着後翌年1月末まで、10月末基準日の株主は毎年1月発送予定の優待券を到着後翌年7月末まで利用することができる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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提供:フィスコ