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3826 システムインテグレータ

東証S
309円
前日比
-2
-0.64%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
31.0 0.94 1.62 28.26
時価総額 34.2億円
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システムインテグレータ---2Qは2ケタ増収・大幅な増益、受注確度の高い案件及び受注残の確保に注力


システムインテグレータ<3826>は13日、2024年2月期第2四半期(23年3月-8月)決算を発表した。売上高が前年同期比11.5%増の24.24億円、営業利益が同76.9%増の2.03億円、経常利益が同73.0%増の2.03億円、四半期純利益が同156.8%増の2.06億円となった。

Object Browser事業の売上高は前年同期比6.2%増の3.65億円、セグメント利益は同37.8%増の1.73億円となった。「Object Browser」のライセンス売上が前年同期比16%強の増加、「OBPM Neo」のストック売上が同13%強の増加となった結果、増収増益となった。既存顧客とのコミュニケーション強化、機能強化要望の早期対応による解約防止とアップセル、さらに新規顧客の早期獲得により通期目標達成を目指していくとしている。

E-Commerce事業の売上高は同3.3%減の4.28億円、セグメント利益は同13.5%減の1.17億円となった。前年度から事業化した「Adobe Commerce」の開発プロジェクトが複数進捗しているものの、アフターコロナでオンライン販売に向いていた投資がリアル店舗販売に分散している状況もあり新規受注の獲得に苦戦した。ECプラットフォームの上位互換ニーズをターゲットにした「Adobe Commerce」の営業活動及び、「SI Web Shopping」を用いて外部マーケティング企業との協業により、内製化を見据えたデジタルシフトの支援体制強化を行い、案件数の増加及び受注率の向上を目指していくとしている。

ERP事業の売上高は同17.9%増の15.87億円、セグメント利益は同85.2%増の3.43億円となった。新規顧客からの引き合いは堅調に推移しており、同社提供ソリューションに適合する業種の新規案件受注活動に注力した結果、増収増益となった。新規の受注状況は当年度期初に策定した受注計画に基づき推移した。既存顧客については、インボイス制度への対応プロジェクトが数多く進捗した。引き合い及び提案件数は増えているため、下期はインボイス制度対応案件に振り向けていた開発リソースを効率的に新規開発プロジェクトへ投下し、更なる成長を目指していくとしている。

AI事業の売上高は同17.5%増の0.21億円、セグメント損失は0.19億円(前年同期は0.20億円の損失)となった。当第2四半期累計期間に実施予定であった検証作業について、顧客の導入検討が想定より延伸していることから、増収、損益面では損失となった。外観検査のAIによる実現可能性を訴求し目標達成に必要十分な案件数を確保していくとしている。

インキュベーションその他の売上高は同5.8%減の0.21億円、セグメント損失は0.35億円(前年同期は0.46億円の損失)となった。「TOPSIC」は、新規契約獲得数が順調に推移している一方、既存顧客の解約が数件発生した。「IDEA GARDEN」は、「ChatGPT」を提供する「OpenAI社」のAI技術を積極的に採用し、イノベーション志向の顧客から引き合いを受けている。引き続き、新規顧客開拓及びカスタマーサクセス体制の強化に取り組んでいくとしている。

2024年2月期通期の業績予想については、売上高が前期比11.5%増の50.00億円、営業利益が同3.6%減の3.92億円、経常利益が同4.4%減の3.98億円、当期純利益が同20.0%増の3.36億円とする期初計画を据え置いている。

《SO》

 提供:フィスコ

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