東京株式（寄り付き）＝売り買い交錯、米金利上昇で上値重い展開か

　１８日の東京株式市場は売り買い交錯、寄り付きの日経平均株価は前営業日比６円安の３万２０３３円と小反落。

　前日の欧州株市場で主要国の株価指数が総じてプラス圏で引けたものの、米国株市場ではＮＹダウとナスダック総合株価指数の値動きが高安まちまちとなった。９月の米小売売上高が事前予想を上回り、消費関連株が買われる一方で米長期金利の上昇がハイテク株には重荷となっている。また、対中半導体輸出規制の強化が発表され、これを受け半導体関連株に逆風材料となった。東京市場では日経平均３万２０００円大台近辺では押し目買い意欲が活発で下値抵抗力を発揮するが、上値では戻り売り圧力も強い。為替市場での円安傾向は追い風ながら、中東リスクを横にらみに神経質な値動きが続きそうだ。

出所：MINKABU PRESS