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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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9744 メイテックG

東証P
2,826.0円
前日比
-4.0
-0.14%
PTS
2,816.1円
17:26 11/22
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
18.3 4.56 6.55 11.72
時価総額 2,204億円
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【村瀬智一が斬る!深層マーケット】足もとの業績堅調な銘柄の再動意に期待


「足もとの業績堅調な銘柄の再動意に期待」

●日経平均型へのシフトが強まる

 日経平均株価は10月4日の3万0487円をボトムにリバウンド基調を強め、節目の3万2500円を回復してきた。9月末まで続いたバリュー株物色から調整を経て、グロース株を買い直す動きが顕著に表れた格好である。米国で追加利上げに対する警戒感が和らぎ、米長期金利が低下したことが背景にある。

 ただし、積極的にグロース株買いを強めてきたというよりは、積み上がっていたバリュー志向による持ち高のリバランスが中心と考えられる。9月末配当落ち後のバリュー物色の一巡は予想されたことではあったが、不透明な外部環境の下ではグロース株へのシフトは強まりづらいとみて、当初は中小型株へのシフトを想定していた。しかし、日経平均型を中心に買い直す流れのなか、中小型株からの資金流出も目立つ格好となっている。

 今後の物色動向だが、日経平均型優位の状況は続くとみられるものの、決算発表が本格化してくるなかでは、業績面を手掛かりとした物色が意識されやすい。そのため、足もとの業績が堅調だった銘柄の再動意に期待したい。

●活躍が期待される「注目5銘柄」

◆ゼンショーホールディングス <7550> [東証P]
牛丼チェーン「すき家」や寿司チェーン「はま寿司」などを運営する 外食最大手。足もとの業績は、2024年3月期第1四半期(4-6月)の連結営業利益は前年同期比3.6倍の95億7800万円と好調を持続。9月のすき家の月次売上速報は、既存店売上高が前年同月比16.6%増と31カ月連続で前年実績を上回る。また、英すしチェーンのスノーフォックス・トップコを子会社化したことで、海外店舗数は国内外食で初の1万店規模となることから、中長期的な成長期待は大きいだろう。株価は8月15日に付けた上場来高値7950円をピークに調整を見せていたが、足もとのリバウンドで25日、75日移動平均線を突破してきており、8月高値トライに期待したい。

◆カプコン <9697> [東証P]
9月開催の「東京ゲームショウ2023」で発表された「日本ゲーム大賞2023」において、同社の「モンスターハンターライズ:サンブレイク」が年間作品部門で「大賞」を受賞した。また、9月半ばから世界で配信が始まった新作スマホゲーム「モンスターハンターNow」も好調だ。2024年3月期第1四半期(4-6月)の連結営業利益は前年同期比99.4%増の240億4700万円で着地した。決算が評価され、株価は7月27日に上場来高値となる6578円を付けている。その後は調整を続けているが、200日線が支持線として機能する形で、緩やかなリバウンドを見せてきており、調整一巡から反発が意識されてきそうだ。

◆アマノ <6436> [東証P]
就業時間管理システム最大手。2024年3月期第1四半期(4-6月)の連結営業利益は前年同期比68.1%増の28億4400万円と9四半期連続の増益だった。アマノ単体がシステム機器販売、メンテ・サプライともに増加し増収だったほか、駐車場運営受託事業を展開するアマノマネジメントサービスも増収となった。海外は北米、アジアともに好調だった。株価は9月20日の年初来高値3420円をピークに調整に転じたが、75日線が支持線として機能する形で下げ渋りを見せており、25日線突破からのリバウンド本格化に期待したい。

◆メイテックグループホールディングス <9744> [東証P]
機械設計・ソフト開発など技術者を派遣。2024年3月期第1四半期(4-6月)の連結営業利益は前年同期比13.8%増の42億3800万円で着地。稼働人員数の増加と稼働率の向上により、労務費などの原価、販管費の増加を吸収した。株価は4月10日の2201円を安値に、上向きで推移する13週線に沿う形で上昇トレンドを継続。10月2日に2738円まで買われ、その後は短期調整から踊り場にあるが、13週線接近でリバウンド狙いのタイミングとなろう。

◆デクセリアルズ <4980> [東証P]
スマートフォン、自動車領域などに機能性材料を提供。2024年3月期第1四半期(4-6月)の連結売上高は前年同期比22.1%減の208億5800万円、営業利益は同41.4%減の48億6400万円と減収減益だったが、前四半期比では増収増益で着地した。会社側では22年3月期第4四半期(1-3月)をボトムに底打ちを確認したとしており、来25年3月期のV字回復に向けて期待が高まっている。また、持続的成長に向けた取り組みとして、フォトニクス領域の成長をリードする統合会社を24年4月メドに発足する計画だ。株価は上向きで推移する13週線を支持線とする上昇トレンドを継続。直近のリバウンドで25日線を上放れてきており、9月に付けた年初来高値3902円突破からの一段高に期待したい。

(2023年10月13日 記)

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