決算マイナス・インパクト銘柄 【東証スタンダード・グロース】引け後 … ＵＳＭＨ、ＷＡＣＵＬ、シリコンスタ　(10月10日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証スタンダード・グロースの銘柄である。株価が決算発表前日の10月6日から10日の決算発表を経て11日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　シリコンスタ <3907>
　23年11月期第3四半期累計(22年12月-23年8月)の連結経常利益は前年同期比27.4％減の2億3800万円に減ったが、通期計画の2億1400万円に対する進捗率が111.2％とすでに上回り、さらに5年平均の71.0％も超えた。

▲No.4　エストラスト <3280>
　24年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常損益は1.2億円の赤字(前年同期は3.4億円の黒字)に転落した。

▲No.6　京進 <4735>
　24年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比10.9％減の2.8億円に減り、6-11月期(上期)計画の4.1億円に対する進捗率は5年平均の90.7％を下回る68.4％にとどまった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<3907> シリコンスタ 　東Ｇ 　 -28.87 　 10/10　　　3Q　　　-27.44
<4173> ＷＡＣＵＬ 　　東Ｇ 　 -17.78 　 10/10　　上期　　　 88.68
<2698> キャンドゥ 　　東Ｓ　　 -7.18 　 10/10　　上期　　　　　－
<3280> エストラスト 　東Ｓ　　 -4.76 　 10/10　　上期　　　　赤転
<2668> タビオ 　　　　東Ｓ　　 -4.54 　 10/10　　上期　　　285.94

<4735> 京進 　　　　　東Ｓ　　 -4.44 　 10/10　　　1Q　　　-10.90
<6555> ＭＳコンサル 　東Ｓ　　 -4.30 　 10/10　　上期　　　　赤転
<7673> ダイコー通産 　東Ｓ　　 -3.73 　 10/10　　　1Q　　　-19.53
<3222> ＵＳＭＨ 　　　東Ｓ　　 -2.87 　 10/10　　上期　　　-20.19
<2669> カネ美食品 　　東Ｓ　　 -2.10 　 10/10　　上期　　　 43.35

<9835> ジュンテン 　　東Ｓ　　 -1.86 　 10/10　　上期　　　-51.64
<2303> ドーン 　　　　東Ｓ　　 -1.49 　 10/10　　　1Q　　　 -1.47
<4494> バリオ 　　　　東Ｓ　　 -0.27 　 10/10　　上期　　　-19.72

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした11日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース