ニッソウ Research Memo(5):2024年7月期も将来の業績拡大に向け先行投資を実施
■今後の見通し
ニッソウ<1444>の2024年7月期の業績見通しは、売上高で前期比29.2%増の5,382百万円、営業利益で同65.9%増の245百万円、経常利益で同74.6%増の249百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同112.2%増の147百万円を見込んでいる。2024年7月期も前期に引き続き、将来の事業と業績の拡大に向けて成長投資に積極的に実施する年度と位置付けている。資金はM&Aや人材採用に引き続き投じるほか、複数の新規事業を開始することも検討しており、事業継承のためのM&A支援、上場支援、結婚相談所などの事業が検討の俎上に上がっている。事業継承のためのM&A支援は、後継者問題に悩む顧客企業に対して売却先の選定・斡旋を行うことを検討している。上場して企業規模を大きくしてから売却したいというニーズがある顧客には上場支援などのサービスも提供する考えだ。そのほか、事業継承支援などの過程でニーズがあれば、結婚相談などのサービスを展開することも検討している。
新型コロナウイルス感染症の5類移行により外部環境は比較的安定して推移することが想定され、増員や新規顧客の開拓が順調に進むことが予想される。加えて、日本リゾートバンクの事業は足元で物件の仕入れが順調であり、このことも業績にプラスに寄与することが想定される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
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提供:フィスコ