OSGが朝安後切り返す、今期は一転営業減益も割安感意識した押し目買い
OSG<6136>が朝安後切り返す展開となった。5日の取引終了後、23年11月期第3四半期累計(22年12月~23年8月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。営業利益の見通しはこれまでの240億円から190億円(前期比13.2%減)に引き下げた。増益予想から一転して営業減益となる見込みとなったことを嫌気した売りが先行し、年初来安値を更新した。一方、ねじ切り工具のタップで世界トップシェアの同社はプライム上場銘柄ながらPBR(株価純資産倍率)は1倍を下回っている。割安感の強まったグローバルニッチトップ銘柄としての投資妙味を意識する向きもあり、今後の業況の底入れを期待した買いが入ったようだ。
中華圏における景気後退や原価率の高騰による影響を業績予想に反映した。円安効果を支えに売上高の見通しは1450億円(同1.7%増)で据え置いた。第3四半期累計の売上高は前年同期比4.1%増の1077億3100万円、営業利益は同6.3%減の140億8500万円だった。
出所:MINKABU PRESS
中華圏における景気後退や原価率の高騰による影響を業績予想に反映した。円安効果を支えに売上高の見通しは1450億円(同1.7%増)で据え置いた。第3四半期累計の売上高は前年同期比4.1%増の1077億3100万円、営業利益は同6.3%減の140億8500万円だった。
出所:MINKABU PRESS