NY為替:8月コアPCE価格指数の伸び率鈍化もドルは下げ渋る
29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、148円96銭まで下落後、149円49銭まで反発し、149円37銭で引けた。8月のコアPCE価格指数は前年比で伸びが7か月連続鈍化、2021年5月来で最低となったため米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測が後退し、米国債利回り低下に伴いドル売りが強まった。しかし、市場の年内の追加利上げ観測が根強く下値も限定的となり、押し目からドル買いが再び強まった。
ユーロ・ドルは、1.0610ドルまで上昇したのち、1.0564ドルまで下落し、1.0571ドルで引けた。ユーロ・円は158円20銭から157円80銭まで下落した。戻り高値からリスク回避の円買いに押された。ポンド・ドルは、1.2267ドルまで買われた後、1.2181ドルまで下落した。英4-6月期国内総生産(GDP)の改善でポンド買いが強まったのち、ドル買いに押された。
ドル・スイスは0.9105フランへ下落後、0.9164フランまで上昇した。
《MK》
提供:フィスコ