サスメド---ブロックチェーン技術による医療機器のリアルワールドデータ活用を推進するための基本合意書の締結
サスメド<4263>は20日、東北大学と、同社の特許技術であるブロックチェーン技術を実装した臨床試験システム(SDS)を用いて、日本心血管インターベンション治療学会(CVIT)及び関連学会が実施する静脈疾患レジストリ(本レジストリ)の構築を行うことについての基本合意書を締結したことを発表。
東北大学と同社はブロックチェーン技術を用いたレジストリデータの信頼性担保を通じて、データの価値向上と医療技術の開発効率化及び臨床医のデータ収集における負担軽減に向けた取り組みの推進を目的として、新たに本レジストリの構築に関する基本合意書を締結するに至った。
本レジストリが収集するデータは、静脈疾患に対する医療機器を提供する各企業が実施する市販後調査・製造販売後調査(PMS)において活用される予定。また、当該医療機器における将来の適応拡大を見据えたデータの活用や、アカデミアに広く活用されるデバイスを横断的に評価することで、静脈疾患における最適な医療機器の選択を実現するための基礎データとなるとともに、これに続く別の医療機器承認のための基礎データとしての利用も期待される。
本レジストリにおいては、レジストリの運営母体NPO法人リアルワールドデータを構築し明日の医療を支援する会、運営事務局を東北大学がそれぞれ担う予定。また、同社はブロックチェーン技術を実装した臨床試験システムであるSDSのシステム構築・提供を行うことを予定している。
《SI》
提供:フィスコ