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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):フライト、VIX短先物、ピアラ

フライト <日足> 「株探」多機能チャートより
■フライト <3753>  401円  +22 円 (+5.8%)  本日終値
 フライトホールディングス<3753>が反発した。21日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績予想を修正したと発表した。売上高の見通しは13億8000万円から16億5000万円(前年同期比27.4%増)、経常損益の見通しは1億9500万円の赤字から4000万円の黒字(前年同期は7500万円の赤字)にそれぞれ引き上げており、買いを誘う要因となった。下期に計画していた「Incredist」シリーズの売り上げが、上期に前倒しして計上される見込みとなったほか、開発費が当初の計画を下回る見通しとなった。通期の業績予想は据え置いた。

■VIX短先物 <1552>  664円  +35 円 (+5.6%)  本日終値
 国際のETF VIX短期先物指数<1552>が続伸。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時に上昇する特性を持つ。21日の米VIX指数は前日に比べ2.40(15.85%)ポイント高の17.54に上昇した。同日の米株式市場で、NYダウは370ドル安と3日続落。金融引き締め長期化が警戒されるなか、米10年債利回りが約16年ぶりの水準に上昇したことなどが警戒された。こうしたなか、VIX短先物は上昇している。

■ピアラ <7044>  420円  +22 円 (+5.5%) 一時ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率10位
 ピアラ<7044>が急反騰。21日の取引終了後、5社共同の新規IPプロジェクト「らぶフォー」の製作委員会を立ち上げると発表しており、好材料視された。「らぶフォー」は、「ポケモン」や「すとぷり」などへの多方面への楽曲提供や、メディアミックスコンテンツ「D4DJ」内ユニット「Merm4id」への楽曲提供及びプロデュースを手掛ける音楽プロデューサーである都田和志氏と、SHOWROOM(東京都渋谷区)の代表である前田裕二氏がタッグを組みスタートしたプロジェクト。ピアラ、SHOWROOMのほか、AOI Pro.(東京都中央区)、ポニーキャニオン(東京都港区)、エースクルー・エンタテインメント(東京都中央区)が参加しており、同社は強みであるマーケティング活動の相関分析が可能なツールPIALA Intelligenceを用いたマーケティング支援や「CYBER STAR」を利用したファンクラブ活動を担当する。

■キャピタルA <3965>  926円  +45 円 (+5.1%)  本日終値
 キャピタル・アセット・プランニング<3965>は全般軟調地合いに抗して大幅反発、年初来高値を更新した。生命保険会社向けに申し込みや見積書作成などのシステム開発を手掛けるほか、銀行や証券などの資産管理システムの育成も図っている。生保向け受託開発が好調で収益を牽引、足もとの業績は会社側の想定を大幅に上回って推移している。21日取引終了後、同社は23年9月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の2億円から3億円(前期は2億6000万円の赤字)に増額した。

■BeeX <4270>  3,790円  +180 円 (+5.0%)  本日終値
 BeeX<4270>が高い。同社は21日取引終了後、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)公共部門ソリューションプロバイダー(PS-SPP)の認定を取得したと発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。PS-SPPとは、AWS公共部門パートナー(PSP)プログラムのなかでも、特に幅広いクラウドベースのソリューションと経験を持つパートナーが、公共部門エンドカスタマーに再販・リセールするためのプログラム。同社は今後、得意とするエンタープライズ領域のデジタルトランスフォーメーション(DX)化で得た知見、既に認定済みのAWS認定プログラムの知見・サービスとあわせて、公共部門でDX化を支援するとしている。

■アジャイル <6573>  2,664円  +89 円 (+3.5%)  本日終値
 アジャイルメディア・ネットワーク<6573>が大幅続伸し、年初来高値を更新した。同社はきょう、「成果報酬型インフルエンサー施策」の提供を開始したと発表しており、これが材料視されたようだ。成果報酬型インフルエンサー施策は、商品に興味を持ったインフルエンサーによる自発的な施策参加応募のあと、実施企業による選考を行い、選ばれたインフルエンサーSNS投稿により、獲得した顧客数に応じてインフルエンサーに費用を支払う仕組み。フォロワー数にかかわらず顧客獲得数(成果単位)で費用が発生するため、多額の初期費用がほぼかからずに実施することが可能だという。

■トラースOP <6696>  352円  +11 円 (+3.2%)  本日終値
 トラース・オン・プロダクト<6696>が3日ぶりに急反発した。21日の取引終了後、流通小売店舗向けDX(デジタルトランスフォーメーション)製品「店舗の星」システムでの技術に関して特許を取得したと発表。今後のビジネスへの好影響から、買いが集まったようだ。ネット上に点在する消費者評価を集め、リアル店舗の商品にその評価を見える化する技術について、特許を取得した。今後、「店舗の星」を展開する予定の国において移行手続きを進めていく。

■ダイワ通信 <7116>  1,564円  +45 円 (+3.0%)  本日終値
 ダイワ通信<7116>が3日ぶりに反発。21日の取引終了後、AIソリューションの取り組みとして、AIをデバイスや端末などエッジに搭載し、そのエッジで処理を行うエッジAI機器「IWA BOX」を発売すると発表しており、好材料視された。「IWA BOX」は、既存の防犯カメラシステムに対してAI(画像分析)を付加し、行動検知ができる製品。携帯電話で通話しながらATMを操作している人の検知や建設現場、製造工場で倒れている人の検知などでの活躍が期待されているという。

■トビラシステムズ <4441>  944円  +27 円 (+2.9%)  本日終値
 トビラシステムズ<4441>が3日ぶり反発。21日の取引終了後、法人向け通話録音装置「トビラフォンBiz」で新機能の提供を始めると発表しており、これが好感された。今回提供する機能は、独自開発の医療向け音声認識エンジンを活用し、通話音声を高精度でテキスト化するというもの。高齢の患者との会話や細かい症状などの通話音声をテキスト化することで通話内容の把握が容易になるという。

■ニーズウェル <3992>  693円  +19 円 (+2.8%)  本日終値
 ニーズウェル<3992>が4日ぶりに反発。21日の取引終了後、大手物流サービス会社から倉庫管理システム「SmartWMS」の機能追加を受注したと発表しており、好材料視された。倉庫管理システム「SmartWMS」は入荷・在庫・帳票類の発行・出荷・棚卸など物流センター内の一連の作業をペーパーレスで実現するソリューション。22年に導入したのは、取引先で配送先別に商品を仕分けて納品されたものを配送ルート別に仕分けて配送するTC1型の物流センターに対応した機能のみに限定した「SmartWMS」だったが、今回の受注は取引先から納品された商品を物流センターで配送先別に仕分けて配送するTC2型についての機能追加となり、こうした必要な時に機能拡張が可能な点などが評され受注に至ったとしている。

●ストップ高銘柄
 SANKYO <6417>  7,573円  +1,000 円 (+15.2%) ストップ高
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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