三菱UFJ、第一生命HDなどやや売り優勢、日銀決定会合前で思惑錯綜
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が弱含みで推移しているほか、第一生命ホールディングス<8750>も売り優勢の展開。上昇基調を強める米長期金利に追随し、ここ国内10年債利回りも水準を切り上げていることで、メガバンクや大手生保株は運用環境の改善期待から買いを集めていたが、きょうの日銀金融政策決定会合を目前に思惑が錯綜している。会合後の植田日銀総裁の記者会見にマーケットの関心が高く、これまでの金融緩和路線の変更に向けた動きが意識されている。ただ一方で、直近の金融セクターの株価上昇はマイナス金利の解除を先取りして織り込んでいる部分もあり、目先利益確定売り圧力が顕在化する可能性もある。
出所:MINKABU PRESS
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