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株価指数先物【引け後】 前週のリバウンド分を帳消し


大阪12月限
日経225先物 32410 -480 (-1.45%)
TOPIX先物 2363.0 -26.0 (-1.08%)

 日経225先物(12月限)は前日比480円安の3万2410円で取引を終了。寄り付きは3万2680円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2795円)を下回り、オーバーシュート気味に下落して始まった。その後は3万2650円~3万2700円辺りで下げ渋る場面も見られたが、前場中盤にかけて保ち合いレンジを下放れると、終盤にショートの動きが強まり、ランチタイムで3万2360円まで下落幅を広げた。日銀の金融政策決定会合の結果待ちとなるなか、リバウンド狙いのロングは入らず、後場はボトム圏での保ち合いを継続。中盤には3万2350円と日中の安値を更新したものの、概ね3万2350円~3万2440円辺りの狭いレンジでの推移が続いた。

 日経225先物は午前の取引で75日移動平均線水準まで売られた。同線を支持線としたリバウンドとはならず、3万2290円辺りで推移している25日線が意識されてきた。ただし、前週のリバウンド分を打ち消す格好となり、日銀会合前のリバランスの商いは一巡したであろう。週足では13週線が3万2250円辺りで推移しているため、同水準まで下押すようなら、いったんはリバウンドを狙ったロングも入りそうである。

 日銀会合の結果を受けた初動は、アルゴリズム発動によって荒い値動きになりそうだ。オーバーシュート気味に振れやすい需給状況のなか、3万2000円割れを狙ったショートも意識されよう。反対にリバウンドが強まったとしても、3万2880円辺りで推移するボリンジャーバンドの+1σが抵抗線となり、戻り待ち狙いのショートも入りやすいと考えられる。そのため、オプション権利行使価格の3万2375円を中心とした、3万2000円~3万2875円辺りのレンジを想定しておきたい。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.71倍に低下した。前日のリバランスに対する持ち高調整とみられる。日銀会合では金融政策の現状維持が決定される見込みだ。ただし、植田和男総裁が「2%の物価目標の達成が可能と判断すればマイナス金利を解除する選択肢もある」との見解を示したことをきっかけに、円安抑制に向けた政策修正への思惑が燻っており、仕掛け的な商いには注意が必要だろう。

 手口面では、日経225先物はSBI証券が1492枚、野村証券が1059枚、BNPパリバ証券が944枚、ABNクリアリン証券が923枚、シティグループ証券が598枚の買い越しに対して、モルガンMUFG証券が1705枚、バークレイズ証券が1440枚、HSBC証券が1180枚、ドイツ証券が606枚、ゴールドマン証券が550枚の売り越しだった。

 TOPIX先物は、バークレイズ証券が4025枚、ソシエテジェネラル証券が3549枚、SMBC日興証券が2202枚、BNPパリバ証券が2001枚、野村証券が419枚の買い越しに対して、ゴールドマン証券が7899枚、モルガンMUFG証券が1228枚、ドイツ証券が1189枚、三菱UFJ証券が1076枚、JPモルガン証券が617枚の売り越しだった。

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