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今日の為替市場ポイント:米追加利上げを想定してドル売り拡大の可能性低い


13日のドル・円は、東京市場では147円02銭から147円45銭まで反発。欧米市場では147円73銭まで買われた後、一時147円17銭まで反落したが、147円42銭で取引終了。本日14日のドル・円は主に147円台で推移か。米追加利上げの可能性は残されており、リスク回避のドル売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

欧州中央銀行(ECB)は14日に理事会を開催し、政策金利を決定する。市場参加者の過半数は政策金利の据え置きを予想している。ECBはドイツなどユーロ圏諸国の景気悪化にも配慮するとみられる。ただ、ECBは最新の見通しで来年のユーロ圏の物価上昇率を3%超と想定している。ECBの物価目標を明確に上回ることになるため、年内に追加利上げが必要となるとの見方も存在している。今回の理事会で政策金利の据え置きが決まってもECBはインフレ抑制の方針は変わらないことを強調し、ラガルド総裁は持続的なインフレについて懸念を伝える可能性がありそうだ。

《CS》

 提供:フィスコ

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