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【市況】NY株式:NYダウは31ドル安、インフレ指標やパウエルFRB議長証言待ち

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式市場はまちまち。ダウ平均は31.08ドル安の39,344.79ドル、ナスダックは50.98ポイント高の18,403.74で取引を終了した。

早期の利下げ期待を受けた買いに寄り付き後、上昇。その後、今週予定されている重要インフレ指標やパウエルFRB議長証言を警戒し、ダウは下落に転じた。ナスダックはエヌビディアなどの半導体が支援し、終日堅調に推移し5日連続で過去最高値を更新、まちまちで終了。セクター別では、半導体・同製造装置が上昇した一方、メディア・娯楽が下落した。

半導体メーカーのエヌビディア(NVDA)はアナリストが目標株価を引き上げ上昇。高級電気自動車メーカーのルーシッド(LCID)は第2四半期の生産、納車台数が市場予想を上回り、買われた。ディスカウント小売りのターゲット(TGT)は新学期に向けた必需品ショッピングシーズンの割引を発表し売り上げ増を期待した買いに上昇。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は人工知能(AI)や自動運転戦略への期待に買われた。

腸疾患バイオのモーフィック・ホールディング(MORF)は製薬会社のイーライ・リリー(LLY)が同社買収を発表し大幅高。石油・天然ガス生産会社のエクソンモービル(XOM)は第2四半期の減益を警告し、売られた。スポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)は冴えない決算を嫌気した売りが継続。

台湾積体電路製造(TSMC)の米国預託証券(ADR)はアナリストが人工知能(AI)半導体需要持続見通しやウエハー価格上昇基調を理由に目標株価を引き上げ上昇し、時価総額が1兆ドルを突破した。


(Horiko Capital Management LLC)

《ST》

 提供:フィスコ

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