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ダウ平均は続落 ISM受け米国債利回り上昇=米国株後半

NY株式6日(NY時間15:30)
ダウ平均   34450.42(-191.55 -0.55%)
ナスダック   13842.66(-178.29 -1.27%)
CME日経平均先物 32955(大証終比:-285 -0.86%)

 NY時間の終盤に入ってダウ平均は下げ渋っているものの、マイナス圏での推移が続いている。きょうのNY株式市場でダウ平均は続落。下げ幅は一時350ドルを超える場面も見られた。投資家が米国債利回りの上昇を警戒し続ける中で、最近の原油高騰がインフレ懸念を再燃させ、米株式市場を圧迫している。

 そのような中で、この日発表のISM非製造業景気指数が予想を上回り、6カ月ぶりの高水準に上昇したことで、米国債利回りが再び上昇し、米株式市場はIT・ハイテク株中心に戻り売りが強まっている。

 8月からの市場の弱気心理は持続しており、本格的な上昇の兆しはまだ見えない。市場では「原油価格の上昇は、現在のインフレ環境に目をつぶってきた中銀や金融市場にとって、難題であることを証明するかもしれない」との声も聞かれる。

 「米国債利回りの上昇が短期的な米株式市場の売り圧力を生む可能性があり、IT・ハイテク株のストイックなパフォーマンスがなければ、前日のパフォーマンスは大幅に悪化していた可能性がある」との指摘も出ていた。

 一方、「現時点で9月に深刻な下落が起こるとは想定していない。しかし、前日のS&P500は終値ベースで数日前の安値まで下落したことで、今週はもう少し下げ幅を拡大するかもしれないが、月半ばにはサポートを見つけて上昇に転じる可能性が高い」との声も聞かれる。

 アップル<AAPL>が下落。中国の政府機関がアイフォーンをはじめとする外国ブランドのデバイスを職場で使用することを禁じているとの報道が材料視された。

 動画配信の受信機器やプラットホームを手掛けるロク<ROKU>が大幅高。同社は営業費用の伸びを抑制するため、全従業員の10%の人員削減計画を発表した。

 サイバーセキュリティのZスケーラー<ZS>が決算を受け下落。好調な決算ではあったものの、勢い鈍化の兆候も指摘されていた。

 ロボットシステムのエアロバイロメント<AVAV>が決算を受け大幅高。通期の見通しを上方修正した。

 半導体用のフォトマスクの開発を手掛けるフォトロニクス<PLAB>が決算を受け大幅安。技術系顧客からの需要が弱まった。

 映画館運営のAMCエンタテインメント<AMC>が大幅安。増資計画を嫌気している。

 ロッキード・マーチン<LMT>が下落。F-35戦闘機の最新バージョンが早くても来年4月まで、遅ければ6月まで納入されないと米国防総省が発表した。

ロク<ROKU> 84.83(+1.10 +1.31%)
Zスケーラー<ZS> 157.79(-4.95 -3.04%)
エアロバイロンメント<AVAV> 114.88(+19.59 +20.56%)
フォトロニクス<PLAB> 21.72(-1.78 -7.57%)
AMC<AMC> 8.51(-5.13 -37.61%)
ロッキード・マーチン<LMT> 424.50(-20.69 -4.65%)

アップル<AAPL> 181.56(-8.14 -4.29%)
マイクロソフト<MSFT> 331.79(-1.76 -0.53%)
アマゾン<AMZN> 135.27(-2.00 -1.46%)
アルファベットC<GOOG> 135.35(-1.36 -0.99%)
テスラ<TSLA> 251.70(-4.79 -1.87%)
メタ・プラットフォームズ<META> 298.44(-1.72 -0.57%)
AMD<AMD> 109.05(-1.73 -1.56%)
エヌビディア<NVDA> 469.27(-16.18 -3.33%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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