ソフトバンクGは売り買い交錯、傘下の英アーム7兆円規模でナスダック上場へ
ソフトバンクグループ<9984>は売り買い交錯、8月末以降は調整局面となり75日移平均線も下回っていたが、前日に下げ止まり、きょうは前日終値近辺で強弱観を対立させている。今月中に同社傘下の英半導体設計大手アームが米ナスダック市場へ新規上場するが、仮条件が1株当たり47~51ドルに設定されたことが公表され、これにより上場時の時価総額は最大で約520億ドル、日本円にして約7兆7000億円になる見通しとなった。事前のコンセンサスを下回ったことから一部で失望売りも観測されるが、今年最大となるIPOが目前に近づいたことで、改めてソフトバンクGの株価を刺激している面もある。ソフトバンクGがアームの9割強の株式を保有しているが、米アップル<AAPL>やインテル<INTC>、エヌビディア<NVDA>などが出資に前向きな姿勢を示しているとも伝わっており、アームの上場後の値動きも注目を呼びそうだ。
出所:MINKABU PRESS
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