三菱UFJが1200円台に乗せる、米長期金利の低下一服で銀行株選好の流れ
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が続伸。1200円台に乗せて、2007年12月以来の高値圏で推移している。前週末の米国市場で、長期債相場は下落(金利は上昇)。長期金利の指標となる10年債利回りは4.18%に上昇するなど、直近の低下基調が一服した。内外金利の先高観を再び強める格好となり、銀行株には利ザヤ改善を期待した買いが入ったようだ。三井住友フィナンシャルグループ<8316>やみずほフィナンシャルグループ<8411>も堅調に推移している。
1日発表の8月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比18万7000人増と市場予想を上回った。半面、失業率は3.8%と前月から上昇。強弱感の交錯する結果となった。週明け4日の米国市場はレーバーデーの祝日で休場のため、ポジション調整目的の債券売りが出たほか、社債の発行増を控えていることもあって、需給面での影響を警戒した売りも米金利に上昇圧力を掛けたとみられている。
出所:MINKABU PRESS
1日発表の8月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比18万7000人増と市場予想を上回った。半面、失業率は3.8%と前月から上昇。強弱感の交錯する結果となった。週明け4日の米国市場はレーバーデーの祝日で休場のため、ポジション調整目的の債券売りが出たほか、社債の発行増を控えていることもあって、需給面での影響を警戒した売りも米金利に上昇圧力を掛けたとみられている。
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