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23年4-6月期【利益倍増】企業はこれだ！〔第4弾〕 31社選出 ＜成長株特集＞
本特集では、23年4-6月期(第1四半期)に経常利益ベースで利益倍増を達成した3月期決算企業を紹介する「23年4-6月期【利益倍増】企業はこれだ！」シリーズの第4弾をお届けします。
最終回となる第4弾は、第1弾配信の8月20日時点で時価総額が250億円以上450億円未満の銘柄の中から、直近3ヵ月実績である4-6月期(第1四半期)に経常利益が前年同期と比べて2倍超の大幅増益を達成した31社をリストアップし、増益率の大きい順に並べた。下表は四半期ベースの「増益連続期数」、4-6月期(第1四半期)経常利益の通期計画に対する進捗割合を表す「対通期進捗率」も併せて記した。
増益率トップとなったのは、包装用品卸大手のシモジマ <7482> [東証Ｐ]。23年4-6月期(第1四半期)の経常利益は前年同期の1000万円から9億円に急拡大して着地。コロナ禍からの経済活動の正常化が進むなか、化成品・包装資材事業で小売業や飲食業の需要が回復し主力商品を中心に販売が増加したほか、紙製品や店舗用品も伸びた。好決算を受けて、株価は14日に約1年10ヵ月ぶりの高値となる1240円まで上値を伸ばす場面があった。
2位の川田テクノロジーズ <3443> [東証Ｐ]は多層階大型物流倉庫の建設工事が順調に進んだうえ、原材料価格上昇に伴うコスト増加分について設計変更の増額を獲得したことで建築部門の収益が大きく伸びた。また、土木部門が黒字転換したことに加え、ソリューション部門でソフトウエア販売事業が好調だったことも大幅増益に貢献した。
3位にリスト入りした丸大食品 <2288> [東証Ｐ]の4-6月期経常利益は10.5億円と前年同期比50.2倍に膨らんだ。ハム・ソーセージ部門は伸び悩んだものの、外食需要の回復やコンビニエンスストア向けの売上増加などで調理加工食品部門が好調だった。また、合理化などのコスト削減を進めたことも増益に大きく貢献した。上期計画の12億円に対する進捗率が87.8％に達しており、業績上振れの確度は高いとみられる。
8位にはホンダ系部品メーカーのユタカ技研 <7229> [東証Ｓ]が入った。4-6月期は半導体不足などの供給制約が緩和されたうえ、北米で原材料や輸送費高騰分の製品価格への転嫁が進み、税引前利益は前年同期比4.3倍の19.7億円と大幅増益を達成した。自動車関連では自動車用ドアシールでトップの西川ゴム工業 <5161> [東証Ｓ]が9位、自動車用チューブなどを手掛ける独立系部品メーカーの三櫻工業 <6584> [東証Ｐ]が19位にそれぞれリスト入りしている。
14位にリストアップされた湖池屋 <2226> [東証Ｓ]の4-6月期業績は売上高128億円(前年同期比26.9％増)、経常利益8.8億円(同3.1倍)と業績高変化を遂げた。国内で前期にリニューアルを実施したポテトチップスを中心に販売が好調だったほか、海外では価格改定やコスト低減が奏功し採算が大きく改善した。経常利益は第1四半期実績だけで、通期計画(19億円)に対する進捗率が46.5％に達しており、業績上振れが期待される。株価は上場来高値圏を舞う展開となっている。
18位のやまや <9994> [東証Ｓ]は経済の正常化に伴う需要回復を背景に、居酒屋を展開する子会社チムニー <3178> [東証Ｓ]を中心とする外食事業の収益が大幅に改善した。業績好調に伴い、通期の経常利益を従来予想の35.6億円→39億円に上方修正したことも好感され、株価は約4年10ヵ月ぶりの高値圏を快走する展開となっている。チムニーも年初来高値圏で推移している。
●23年4-6月期【利益倍増】シリーズ ─────
・〔第1弾〕 31社選出 (時価総額3000億円以上)
・〔第2弾〕 29社選出 (時価総額1000億～3000億円)
・〔第3弾〕 29社選出 (時価総額450億～1000億円)
も併せてご覧ください。
┌ 経常利益 ┐ 増益 対通期 予想
コード 銘柄名 増益率 4-6月期 連続期数 進捗率 PER
<7482> シモジマ 8900 900 1 37.5 17.1
<3443> 川田テク 5587 853 3 16.7 9.2
<2288> 丸大食 4919 1054 1 55.5 47.2
<9658> ビジ太田昭 3701 18282 1 89.1 1.7 *
<6257> 藤商事 2219 3965 1 79.3 8.7
<1723> 日本電技 969 577 3 12.4 10.6
<1780> ヤマウラ 636 993 1 33.5 12.1
<7229> ユタカ技研 327 1970 2 33.4 15.1 *
<5161> 西川ゴム 287 1741 2 39.6 10.5
<7914> 共同印 259 348 1 15.8 16.5
<2998> クリアル 224 308 1 42.8 71.3
<6272> レオン 222 876 3 24.7 13.7
<8613> 丸三 214 1038 1 - -
<2226> コイケヤ 210 884 3 46.5 31.2
<9990> サックスバー 197 848 3 23.4 12.0
<1518> 三井松島ＨＤ 195 10302 8 60.6 3.3
<5258> ＴＭＮ 189 162 1 20.6 55.1
<9994> やまや 186 1362 1 34.9 14.5
<6584> 三桜工 172 1054 1 32.9 23.7
<6644> 大崎電 152 1380 2 40.6 18.7
<9115> 明治海 148 2000 3 62.5 12.0
<9726> ＫＮＴＣＴ 143 2611 4 74.6 13.7
<8337> 千葉興 138 3480 2 36.6 8.5
<7715> 長野計器 135 1976 4 34.1 12.6
<3946> トーモク 130 1076 1 9.3 4.9
<6820> アイコム 115 1510 5 40.1 16.5
<6823> リオン 112 978 1 32.1 12.3
<8877> エスリード 111 3595 1 31.8 6.5
<8081> カナデン 110 776 5 17.2 11.2
<7779> サイバダイン 106 767 1 - - *
<2114> フジ日本 106 1251 1 50.0 16.0
※経常利益の単位は百万円。「*」は国際会計基準を採用する銘柄。4-6月期の経常利益が1億円未満の企業は除いた。
※増益連続期数は四半期ベースの連続回数、同一会計基準内が対象。
株探ニュース
最終回となる第4弾は、第1弾配信の8月20日時点で時価総額が250億円以上450億円未満の銘柄の中から、直近3ヵ月実績である4-6月期(第1四半期)に経常利益が前年同期と比べて2倍超の大幅増益を達成した31社をリストアップし、増益率の大きい順に並べた。下表は四半期ベースの「増益連続期数」、4-6月期(第1四半期)経常利益の通期計画に対する進捗割合を表す「対通期進捗率」も併せて記した。
増益率トップとなったのは、包装用品卸大手のシモジマ <7482> [東証Ｐ]。23年4-6月期(第1四半期)の経常利益は前年同期の1000万円から9億円に急拡大して着地。コロナ禍からの経済活動の正常化が進むなか、化成品・包装資材事業で小売業や飲食業の需要が回復し主力商品を中心に販売が増加したほか、紙製品や店舗用品も伸びた。好決算を受けて、株価は14日に約1年10ヵ月ぶりの高値となる1240円まで上値を伸ばす場面があった。
2位の川田テクノロジーズ <3443> [東証Ｐ]は多層階大型物流倉庫の建設工事が順調に進んだうえ、原材料価格上昇に伴うコスト増加分について設計変更の増額を獲得したことで建築部門の収益が大きく伸びた。また、土木部門が黒字転換したことに加え、ソリューション部門でソフトウエア販売事業が好調だったことも大幅増益に貢献した。
3位にリスト入りした丸大食品 <2288> [東証Ｐ]の4-6月期経常利益は10.5億円と前年同期比50.2倍に膨らんだ。ハム・ソーセージ部門は伸び悩んだものの、外食需要の回復やコンビニエンスストア向けの売上増加などで調理加工食品部門が好調だった。また、合理化などのコスト削減を進めたことも増益に大きく貢献した。上期計画の12億円に対する進捗率が87.8％に達しており、業績上振れの確度は高いとみられる。
8位にはホンダ系部品メーカーのユタカ技研 <7229> [東証Ｓ]が入った。4-6月期は半導体不足などの供給制約が緩和されたうえ、北米で原材料や輸送費高騰分の製品価格への転嫁が進み、税引前利益は前年同期比4.3倍の19.7億円と大幅増益を達成した。自動車関連では自動車用ドアシールでトップの西川ゴム工業 <5161> [東証Ｓ]が9位、自動車用チューブなどを手掛ける独立系部品メーカーの三櫻工業 <6584> [東証Ｐ]が19位にそれぞれリスト入りしている。
14位にリストアップされた湖池屋 <2226> [東証Ｓ]の4-6月期業績は売上高128億円(前年同期比26.9％増)、経常利益8.8億円(同3.1倍)と業績高変化を遂げた。国内で前期にリニューアルを実施したポテトチップスを中心に販売が好調だったほか、海外では価格改定やコスト低減が奏功し採算が大きく改善した。経常利益は第1四半期実績だけで、通期計画(19億円)に対する進捗率が46.5％に達しており、業績上振れが期待される。株価は上場来高値圏を舞う展開となっている。
18位のやまや <9994> [東証Ｓ]は経済の正常化に伴う需要回復を背景に、居酒屋を展開する子会社チムニー <3178> [東証Ｓ]を中心とする外食事業の収益が大幅に改善した。業績好調に伴い、通期の経常利益を従来予想の35.6億円→39億円に上方修正したことも好感され、株価は約4年10ヵ月ぶりの高値圏を快走する展開となっている。チムニーも年初来高値圏で推移している。
●23年4-6月期【利益倍増】シリーズ ─────
・〔第1弾〕 31社選出 (時価総額3000億円以上)
・〔第2弾〕 29社選出 (時価総額1000億～3000億円)
・〔第3弾〕 29社選出 (時価総額450億～1000億円)
も併せてご覧ください。
┌ 経常利益 ┐ 増益 対通期 予想
コード 銘柄名 増益率 4-6月期 連続期数 進捗率 PER
<7482> シモジマ 8900 900 1 37.5 17.1
<3443> 川田テク 5587 853 3 16.7 9.2
<2288> 丸大食 4919 1054 1 55.5 47.2
<9658> ビジ太田昭 3701 18282 1 89.1 1.7 *
<6257> 藤商事 2219 3965 1 79.3 8.7
<1723> 日本電技 969 577 3 12.4 10.6
<1780> ヤマウラ 636 993 1 33.5 12.1
<7229> ユタカ技研 327 1970 2 33.4 15.1 *
<5161> 西川ゴム 287 1741 2 39.6 10.5
<7914> 共同印 259 348 1 15.8 16.5
<2998> クリアル 224 308 1 42.8 71.3
<6272> レオン 222 876 3 24.7 13.7
<8613> 丸三 214 1038 1 - -
<2226> コイケヤ 210 884 3 46.5 31.2
<9990> サックスバー 197 848 3 23.4 12.0
<1518> 三井松島ＨＤ 195 10302 8 60.6 3.3
<5258> ＴＭＮ 189 162 1 20.6 55.1
<9994> やまや 186 1362 1 34.9 14.5
<6584> 三桜工 172 1054 1 32.9 23.7
<6644> 大崎電 152 1380 2 40.6 18.7
<9115> 明治海 148 2000 3 62.5 12.0
<9726> ＫＮＴＣＴ 143 2611 4 74.6 13.7
<8337> 千葉興 138 3480 2 36.6 8.5
<7715> 長野計器 135 1976 4 34.1 12.6
<3946> トーモク 130 1076 1 9.3 4.9
<6820> アイコム 115 1510 5 40.1 16.5
<6823> リオン 112 978 1 32.1 12.3
<8877> エスリード 111 3595 1 31.8 6.5
<8081> カナデン 110 776 5 17.2 11.2
<7779> サイバダイン 106 767 1 - - *
<2114> フジ日本 106 1251 1 50.0 16.0
※経常利益の単位は百万円。「*」は国際会計基準を採用する銘柄。4-6月期の経常利益が1億円未満の企業は除いた。
※増益連続期数は四半期ベースの連続回数、同一会計基準内が対象。
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