貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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6255 エヌ・ピー・シー

東証G
915円
前日比
+17
+1.89%
PTS
916.1円
12:41 11/22
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
12.7 2.04 1.09 4.32
時価総額 202億円

銘柄ニュース

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<動意株・31日>(大引け)=ウェーブHD、フタバ、ABEJAなど

 ウェーブロックホールディングス<7940>=異彩の9連騰で新値追い。防虫網のトップメーカーだが、技術開発力が高い。車載用金属調加飾フィルムなどのアドバンスト・テクノロジー事業や、地中熱活用のジオサーマルトランスフォーメーションなど脱炭素分野でも実力を発揮する。PBR0.3倍台は水準訂正期待が強く、4.5%前後の高配当利回りも魅力で、ここ継続的に投資マネーが流入。陽線が多いことからも短期筋ではない実需の買いが入っていることをうかがわせる。

 フタバ産業<7241>=4日続伸で新値街道走る。トヨタ系自動車部品会社で売上高の8割強をトヨタ自動車<7203>向けで占めている。トヨタの自動車生産回復が顕著となるなか、同社への追い風も強まっている状況だ。電気自動車(EV)シフトの流れにも早くから対応を進めており、アルミ製やステンレス製のバッテリー冷却プレートや、大型バッテリーケースなどバッテリー性能に貢献する製品開発を推進している。24年3月期営業利益は前期比43%増の110億円を見込むが、一段の増額修正の可能性が高いとみられている。PERが8倍台、更にPBRは0.5倍台と株価指標面から非常に割安感が強いことで、水準訂正をにらんだ継続的な買いが流入している。

 ABEJA<5574>=急反発。30日の取引終了後、PwCコンサルティング(東京都千代田区)と、生成AIをはじめとした最新テクノロジーを活用した企業のDX推進支援に関する協業を開始したと発表、これを好感している。PwCコンサルティングのAI領域や豊富な業界の知見及びビジネス構築力と、ABEJAが10年以上にわたりAIの領域でビジネスを展開してきたノウハウ及びデジタルビジネスの立ち上げやDX推進支援の実績を相互に活用することで、より多くの企業を対象に生成AIの利活用を推進するのが狙い。今後、両社は連携して生成AIなどの活用を前提とした戦略立案、ビジネスプロセスの構築、オペレーションの運用などの一連のプロセスをワンストップで提供するとしている。

 前澤工業<6489>=18年ぶりの4ケタ大台乗せ。8月9日につけた年初来高値987円を払拭、新値街道に復帰した。同社株の1000円台乗せは2005年11月以来で約18年ぶりとなる。官公庁向けに強みを持つ上水道・下水道用設備の大手メーカーで、省エネ・脱炭素分野の技術開発に定評があるほか、浄水関連分野でも実績豊富な点が注目される。業績も堅調に推移しており、24年5月期は営業利益段階で前期比12%増の36億円と2ケタ成長を見込む。株価指標面ではPER7倍台、PBR0.7倍台といずれも割安感が強い。同社はスタンダード市場に上場するが、東証のPBR1倍割れ企業に対する改善要請を背景に、株価の水準訂正期待が根強く波状的な投資資金の流入の背景となっている。

 エヌ・ピー・シー<6255>=ストップ高。30日の取引終了後、23年8月期の連結業績予想について、売上高を91億2500万円から93億7600万円(前期比2.1倍)へ、営業利益を6億5800万円から9億4100万円(同51.8%増)へ、純利益を5億3300万円から9億5200万円(同2.5倍)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を2円から6円(前期2円)へ引き上げたことが好感されている。部品の販売が想定よりも好調に推移し売上高が計画をやや上回る見込みであることに加えて、仕入れコストの削減や製造工程と現地作業でのコスト削減などに引き続き取り組んだことも奏功する。

 タイガースポリマー<4231>=上値指向強める。自動車部品用成形品を主力としており、ホンダ<7267>向けを軸に大手自動車メーカーの需要を獲得している。ここ半導体不足の解消で自動車生産台数の回復が顕著となっており、同社もその恩恵を享受できる立場にある。原料コストの上昇も製品価格への転嫁が進み利益採算を確保している。株価は新値街道を走っているが、PBRは依然として0.4倍台と解散価値の半値以下の水準にあり、なお上値指向が強い。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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