ソフトバンクGが下げ止まる、前週末のナスダック高とアーム新規上場に期待感
ソフトバンクグループ<9984>が小幅ながら反発、6000円台後半の狭いゾーンでの攻防となっている。8月は売りに押される展開が目立ち、逆張り指向の個人投資家が信用取引を活用して買い向かう動きがみられたが、前週から75日移動平均線をサポートラインに切り返し歩調となっていた。そうしたなか、前週末は全体波乱相場のなか日経225先物絡みのインデックス売りで下値を試したが、きょうはその買い戻しが利いている。前週末の米国株市場で同社株と連動性の高いナスダック総合株価指数が上昇したことも追い風となった。また、同社傘下の英半導体設計大手アームが来月にもナスダック市場に上場し、600億~700億ドルの企業評価額となる見通しが伝わっており、これもポジティブ視されやすい。一方で戻り売りも顕在化しており、前日終値近辺で強弱観を対立させている。
出所:MINKABU PRESS
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