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米エヌビディアの好決算を背景に買い優勢の展開【クロージング】


24日の日経平均は4日続伸。276.95円高の32287.21円(出来高概算11億1000万株)で取引を終えた。米半導体大手エヌビディアの好決算を映して、時間外取引で大きく買われたことが、東京市場の半導体関連株買いにつながった。午後に入ると、時間外取引での米株先物が堅調に推移しているほか、中国の上海や香港市場も値を上げているなか、日経平均は後場終盤にかけてじり高歩調をたどり、32297.91円まで水準を切り上げた。また、ジャクソンホール会合の開催を前に短期筋による持ち高調整の買い戻しもみられたとの声も聞かれた。ただ、日本時間25日夜のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演内容を見極めたいと考える投資家も多く、32300円を積極的に捉えてくる動きにはならなかった。

東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1100を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、鉱業、建設、石油石炭、情報通信、証券商品先物など28業種が上昇。一方、ゴム製品、輸送用機器、その他製品など5業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>が堅調だった半面、アステラス薬<4503>、任天堂<7974>、トヨタ<7203>、ヤマハ<7951>が軟化した。

前日の米国市場は、引け後に決算を控えるエヌビディアへの期待から半導体などを中心に買われ、主要株価指数は上昇。東京市場にも好影響を与えた。注目のエヌビディアの2023年8-10月期の売上高見通しは160億ドルとなり、市場予想(125億ドル)を上回った。ただ、前日に発表された8月の米総合購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を下回り、円相場が1ドル=144円台へと円安が一服しているため、自動車など輸出関連株が軟化していることが相場全般の上値を抑える要因の一つになったようだ。

日経平均は75日線水準を上抜けたことで、節目の25日線(32335円)水準へ向かっていくのか、それとも75日線水準に押し戻されるのかが目先のポイントだろう。ただ、PMIなど弱い経済指標が相次いでいるだけに、パウエル氏の講演で、今後の金融政策についてハト派的なものに転換するのか、タカ派姿勢を維持するのかを見定めたいと考えている投資家も多く、積極的に売り買いを仕掛ける向きはなく、明日は模様眺めムードの強い展開を余儀なくされることになるだろう。

《CS》

 提供:フィスコ

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