ランドコンピュータ---1Qは2ケタ増収・大幅増益、3サービスがいずれも2ケタ増収を果たす
ランドコンピュータ<3924>は10日、2024年3月期第1四半期(23年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比16.5%増の28.44億円、営業利益が同136.0%増の2.38億円、経常利益が同129.6%増の2.52億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同241.2%増の1.63億円となった。
システムインテグレーション・サービスの売上高は前年同期比15.0%増の16.04億円となった。ネットバンク向け受託開発案件が堅調に推移し、またクレジットカード分野も前年に引き続き順調に推移したことにより前年を大きく上回った。また、産業・流通分野は、前年同四半期とほぼ同様の売上で推移し、公共分野は前年度から続いている大型プロジェクト案件及び行政機関向けシステム開発案件の受注による売上が増加したこと等により大きく伸長した。
インフラソリューション・サービスの売上高は前年同期比12.4%増の2.40億円となった。同社におけるDX推進の中心であるクラウド開発は、人材育成に注力した結果、受注が増加した。また半導体不足の影響が緩和したことによる基盤構築・導入案件の受注が増加した。
パッケージベースSI・サービス売上高は前年同期比20.2%増の10.00億円となった。引き続きDX推進の中心であるクラウド分野のSalesforce関連の導入支援及びアドオン開発の全社展開における大型案件獲得により、売上が伸長している。また、子会社インフリーでの中心ビジネスであるSAP関連の導入支援及びアドオン開発の売上は、大規模プロジェクトの受注による同社事業部門と共同体制を構築し対応した結果、大きく増加した。さらに子会社テクニゲートが展開する会計パッケージの導入支援、保守及びアドオン開発の売上は、インボイス関連の開発及びアドオン開発が制度開始を迎え、大きく伸長した。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.1%増の124.00億円、営業利益が同17.0%増の14.29億円、経常利益が同16.9%増の14.47億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.5%増の9.00億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ