ポラリス・ホールディングス---1Qは大幅な増収・営業利益は黒字化、連結業績予想の上方修正を発表
ポラリス・ホールディングス<3010>は10日、2024年3月期第1四半期(23年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比129.8%増の27.40億円、営業利益が1.83億円(前年同期は0.58億円の損失)、経常損失が0.04億円(同1.07億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が0.33億円(同1.20億円の損失)となった。
国内事業の売上高は23.07億円(前年同期は11.92億円)となり、運営ホテル数の増加と稼働率及び客室単価が大幅に改善したことにより大幅な増収となった。また、前年度末においてレッド・プラネットブランドにてフィリピン共和国でリミテッドサービスホテルを所有・運営するRed Planet Holdings(Philippines)Limited及びその子会社を連結子会社にしたことより海外事業の売上高が4.33億円加わった。営業利益は、売上高の増加に加え、国内ホテル事業における損益分岐点の低下を進めた結果、国内事業の営業利益は1.86億円(前年同期は0.58億円の損失)と大幅な黒字化を実現した。一方で海外ホテル事業は、国内のホテル需要の回復が進む中、保有ホテル資産等の減価償却費負担が重く、海外事業の営業損失は0.04億円となった。
各セグメントの業績について、ホテル事業の売上高は前年同期比129.0%増の27.29億円、営業利益は2.68億円(前年同期は0.07億円の利益)となった。主な売上は、ホテルマネジメント売上となっている。不動産事業の売上高は同84.3%増の1.34億円、営業利益は0.64億円(同0.04億円の損失)となった。主な売上は、不動産賃貸売上によるものとなっている。また、当第1四半期において、新潟県加茂市に所在する販売用不動産の売却による不動産売買売上を計上している。
2024年3月期通期について、同日、業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比199.2%増(前回予想比75.0%増)の210.00億円、営業利益が27.26億円(同240.8%増)、経常利益が21.34億円(同20.34億円増)、親会社株主に帰属する当期純利益が同233.2%増(同17.40億円増)の17.80億円としている。
《YI》
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