富士ソフト---2Qは増収増益、主力のSI事業が増収増益に
富士ソフト<9749>は10日、2023年12月期第2四半期(23年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.2%増の1,514.80億円、営業利益が同8.8%増の97.90億円、経常利益が同2.1%増の101.66億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同3.6%増の60.61億円となった。
SI(システムインテグレーション)事業の売上高は前年同期比7.0%増の1,431.52億円、営業利益は同8.6%増の89.35億円となった。組込系/制御系ソフトウェアは、モバイル系及び社会インフラ系は減少したものの、自動車関連においてEV関連分野、機械制御系において産業・家電分野向け開発案件が好調に推移し、増収・増益となった。業務系ソフトウェアは、金融業・製造業を中心に各分野向けのインフラ構築・基幹系開発案件等が好調に推移し、増収となり、営業利益は、増収及び生産性の改善等により増益となった。プロダクト・サービスは、他社ライセンス販売及び子会社におけるPOS関連の自社プロダクトが堅調に推移したことなどにより、増収・増益となった。アウトソーシングは、海外小売業向けITサービスの減少等により減収となり、営業利益は、減収及びデータセンターにおける電力価格高騰の影響等により減益となった。
ファシリティ事業の売上高は前年同期比9.0%増の14.61億円、営業利益は同28.7%増の4.80億円となった。テナントの増加等があった。
その他の売上高は前年同期比10.7%増の68.67億円、営業利益は同4.9%減の3.74億円となった。コールセンターサービス及びBPOサービスともに前年度に開始した年金関連業務が大きく寄与した。
2023年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.6%増の3,000.00億円、営業利益が同9.5%増の200.00億円、経常利益が同5.7%増の203.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.1%増の123.00億円とする期初計画を据え置いている。
《YI》
提供:フィスコ