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6776 天昇電気工業

東証S
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天昇電気工業---1Qは2ケタ増収・大幅増益、日本成形関連事業が2ケタ増収で大幅黒字に


天昇電気工業<6776>は9日、2024年3月期第1四半期(23年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比28.4%増の63.39億円、営業利益が同427.4%増の2.05億円、経常利益が同148.0%増の3.47億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同124.9%増の2.35億円となった。

日本成形関連事業の売上高は前年同期比23.2%増の51.51億円、セグメント利益は2.31億円(前年同期は0.01億円の損失)となった。昨期まで新型コロナウイルス感染症及び半導体の供給不足により、納入先である自動車メーカーの完成車工場で操業停止や減産が実施されていたが、これらの解消により売上、利益ともに好調に推移した。

中国成形関連事業の売上高は前年同期比31.4%減の1.15億円、セグメント損失は0.09億円(前年同期は0.28億円の利益)となった。昨期は新型コロナウイルス感染症拡大に伴う巣ごもり需要に連動したICトレイの販売が好調であったが、今期は需要も落ち着き、例年並みで推移した。

アメリカ成形関連事業の売上高は前年同期比95.2%増の10.01億円、セグメント損失は0.75億円(前年同期は0.47億円の損失)となった。メキシコ第二工場稼働に伴い生産量が大きく拡大した。

不動産関連事業の売上高は前年同期比1.2%減の0.71億円、セグメント利益は同1.5%減の0.57億円となった。相模原市の賃貸建物、二本松市所在の土地から構成されている。

2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比17.2%増の280.00億円、営業利益が同32.3%増の8.00億円、経常利益が同0.3%減の7.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同18.3%減の5.00億円とする期初計画を据え置いている。

《SI》

 提供:フィスコ

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