井関農機---2Q増収、国内及び海外ともに売上高が引き続き増加
井関農機<6310>は9日、2023年12月期第2四半期(23年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比6.5%増の923.92億円、営業利益が同6.8%増の27.41億円、経常利益が同9.8%減の30.03億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同24.8%減の19.39億円となった。
国内売上高は前年同期比1.3%増の582.75億円となった。農機製品は価格改定実施に伴う4月以降の反動減や、一部生産遅延により減少となった。一方で、収支構造改革の柱である補修用部品及び修理整備等のメンテナンス収入や施設工事の伸長により、国内売上高全体では増加となった。
海外売上高は同16.9%増の341.16億円となった。北米はコンパクトトラクタ市場の調整局面が継続し減少となった。欧州は値上げ後も小売店の需要が堅調に推移したことに加え、前年下期よりIseki-Maschinen GmbHを連結子会社化したこともあり増加となった。アジアでは前年同期にあった韓国での排出ガス規制に伴う出荷前寄せの剥落により減少となったが、海外売上高全体では増加となった。
2023年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.9%増の1,765.00億円、営業利益が同27.3%増の45.00億円、経常利益が同6.3%増の40.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同36.9%減の26.00億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ