<動意株・10日>(大引け)=萩原電気HD、ぴあ、サンアスタなど
萩原電気ホールディングス<7467>=急動意。商いを膨らませながら3000円台前半のもみ合いを一気に上放れ、新値街道に突入した。名古屋に本社を構え、中部を地盤に半導体や電子デバイスを扱うエレクトロニクス商社だが、足もとの業績は絶好調に推移している。きょう後場取引時間中に発表した23年4~6月期決算は営業利益が前年同期比2.1倍となる25億円と急拡大した。同社は自動車向けが売り上げ全体の約9割を占めるが、自動車生産の回復を背景に、半導体や電子部品の需要が旺盛で商機を捉えた。また、為替の円安進行も寄与した。第1四半期時点で対通期進捗率はほぼ4割に達しており、業績上振れの可能性も意識される。PER8倍、PBR0.8倍と割安感が強いほか、配当利回りは4%強に達し水準訂正期待の買いを誘導しやすい面もあったようだ。
ぴあ<4337>=後場急上昇。午後1時ごろに発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高98億7500万円(前年同期比30.3%増)、営業利益9億1000万円(同4.1倍)、純利益8億9500万円(同4.7倍)と大幅増益となったことが好感されている。人気アーティストの全国ツアーや来日公演、大規模フェス、プロスポーツの国際大会などの大型案件の発売が集中し、特にインターネット経由でのチケット販売が好調に推移した。また、出版商品や主催事業、ぴあアリーナMMの稼働率が堅調だったこともあり、各利益は四半期として過去最高益となった。なお、24年3月期通期業績予想は、売上高330億円(前期比0.7%増)、営業利益12億円(同46.3%増)、純利益9億円(同36.4%減)の従来見通しを据え置いている。
Sun Asterisk<4053>=続急伸。9日の取引終了後、23年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益は10億4700万円から14億6000万円(前期比77.3%増)に見通しを上方修正した。2期ぶりに最高益を更新する計画となり、好感されたようだ。売上高の見通しは120億8700万円から124億9400万円(同16.3%増)に引き上げた。1~6月期においてクリエイティブ&エンジニアリング関連の売上高が計画を上回って推移した。ストック型顧客数や月次の平均顧客単価などの前提を見直し、業績予想に反映した。
I-ne<4933>=一時ストップ高で底値離脱の動き。同社は9日取引終了後、23年12月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しを従来の40億円から43億円(前期比32.9%増)に引き上げたことが好感されているようだ。売上高予想も400億円から415億円(同17.7%増)に上方修正。ヘアケア系カテゴリーや美容家電カテゴリー、スキンケアなど各ブランドの売り上げが引き続き好調に推移するとみている。
長野計器<7715>=マド開け急伸で一気に年初来高値更新。同社が9日取引終了後に発表した24年3月期第1四半期(23年4~6月)決算は営業利益が前年同期比2.9倍の17億1000万円と急拡大した。産業機械や半導体業界向けなどに主力の圧力計や圧力センサーの売上高が好調に伸び、全体を押し上げている。これを好感する形で買いが集中している。株価は7月3日に2400円台まで買われた後は調整を強いられていたが、2000円近辺を下限とするもみ合いを続け13週移動平均線とのカイ離修正を終えたタイミングで、一気に切り返す格好となった。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
ぴあ<4337>=後場急上昇。午後1時ごろに発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高98億7500万円(前年同期比30.3%増)、営業利益9億1000万円(同4.1倍)、純利益8億9500万円(同4.7倍)と大幅増益となったことが好感されている。人気アーティストの全国ツアーや来日公演、大規模フェス、プロスポーツの国際大会などの大型案件の発売が集中し、特にインターネット経由でのチケット販売が好調に推移した。また、出版商品や主催事業、ぴあアリーナMMの稼働率が堅調だったこともあり、各利益は四半期として過去最高益となった。なお、24年3月期通期業績予想は、売上高330億円(前期比0.7%増)、営業利益12億円(同46.3%増)、純利益9億円(同36.4%減)の従来見通しを据え置いている。
Sun Asterisk<4053>=続急伸。9日の取引終了後、23年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益は10億4700万円から14億6000万円(前期比77.3%増)に見通しを上方修正した。2期ぶりに最高益を更新する計画となり、好感されたようだ。売上高の見通しは120億8700万円から124億9400万円(同16.3%増)に引き上げた。1~6月期においてクリエイティブ&エンジニアリング関連の売上高が計画を上回って推移した。ストック型顧客数や月次の平均顧客単価などの前提を見直し、業績予想に反映した。
I-ne<4933>=一時ストップ高で底値離脱の動き。同社は9日取引終了後、23年12月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しを従来の40億円から43億円(前期比32.9%増)に引き上げたことが好感されているようだ。売上高予想も400億円から415億円(同17.7%増)に上方修正。ヘアケア系カテゴリーや美容家電カテゴリー、スキンケアなど各ブランドの売り上げが引き続き好調に推移するとみている。
長野計器<7715>=マド開け急伸で一気に年初来高値更新。同社が9日取引終了後に発表した24年3月期第1四半期(23年4~6月)決算は営業利益が前年同期比2.9倍の17億1000万円と急拡大した。産業機械や半導体業界向けなどに主力の圧力計や圧力センサーの売上高が好調に伸び、全体を押し上げている。これを好感する形で買いが集中している。株価は7月3日に2400円台まで買われた後は調整を強いられていたが、2000円近辺を下限とするもみ合いを続け13週移動平均線とのカイ離修正を終えたタイミングで、一気に切り返す格好となった。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS