NSW---1Qは2ケタ増収増益、エンタープライズソリューションが2ケタ増収増益に
NSW<9739>は7日、2024年3月期第1四半期(23年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比15.2%増の107.94億円、営業利益が同24.4%増の8.94億円、経常利益が同23.8%増の9.13億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同18.5%増の5.74億円となった。
エンタープライズソリューションの受注高は前年同期比18.2%増の38.40億円、売上高は同36.5%増の34.80億円、営業利益は同67.8%増の2.45億円となった。売上高は、システム機器販売の増加や小売業向け、金融業向けのシステム開発が好調に推移し増収となった。利益は、増収に伴う売上総利益の増加に加え、収益性の高い案件の貢献により増益となった。
サービスソリューションの受注高は前年同期比7.1%減の24.76億円、売上高は同0.9%増の27.53億円、営業利益は0.11億円(前年同期は0.12億円の損失)となった。売上高は、クラウド・インフラサービスが堅調に推移し増収となった。利益は、一部の低採算案件の影響が収束したことにより収益性が改善し増益となった。
エンベデッドソリューションの受注高は前年同期比15.5%増の24.67億円、売上高は同12.5%増の23.45億円、営業利益は同7.4%増の2.90億円となった。売上高は、オートモーティブ・モビリティ分野と通信・設備機器分野を中心に好調に推移し増収となった。利益は、増収に伴う売上総利益の増加により増益となった。
デバイスソリューションの受注高は前年同期比2.9%減の18.36億円、売上高は同10.4%増の22.14億円、営業利益は同10.1%増の3.47億円となった。売上高は、半導体設計分野、半導体開発分野がそれぞれ堅調に推移し増収となった。利益は、増収に伴う売上総利益の増加により増益となった。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比5.0%増の485.00億円、営業利益は同3.9%増の56.00億円、経常利益は同3.8%増の56.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同3.4%減の39.50億円とする期初計画を据え置いている。
《SO》
提供:フィスコ