澁澤倉庫---1Qは減収なるも物流事業の倉庫業務・陸上運送業務・その他物流業務が増収に
澁澤倉庫<9304>は7日、2024年3月期第1四半期(23年4月-6月)連結決算を発表した。営業収益が前年同期比1.4%減の183.81億円、営業利益が同11.0%減の9.52億円、経常利益が同15.2%減の13.07億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同20.7%減の8.55億円となった。
物流事業の営業収益は前年同期比1.1%減の169.59億円、営業利益は同9.4%減の7.21億円となった。倉庫業務は、機械部品などの保管、入出庫、流通加工業務が好調に推移したほか、前期中に取扱いを開始した業務が寄与し、営業収益は前年同期比4.7%増の44.68億円となった。港湾運送業務は、輸出荷捌業務が減少したものの、船内荷役業務や輸入荷捌業務が増加し、営業収益は同0.1%増の16.64億円となった。陸上運送業務は、日用品や電気製品などの輸配送業務やフェリー輸送業務が増加し、営業収益は同3.6%増の79.87億円となった。国際輸送業務は、海上・航空運賃単価が高騰前の水準に戻ったほか、輸出入航空貨物、輸出海上貨物、海外現地法人の取扱いが減少し、営業収益は同28.5%減の20.72億円となった。その他の物流業務は、横浜地区でのR&D施設賃貸の稼働率向上により、営業収益は同24.5%増の7.66億円となった。
不動産事業の営業収益は前年同期比2.7%減の15.09億円、営業利益は同1.2%減の7.56億円となった。一部施設の不動産賃貸収入やビル管理業務 が減少した。
2024年3月期通期の連結業績予想については、営業収益が前期比0.6%増の790.00億円、営業利益が同4.0%減の47.00億円、経常利益が同9.4%減の53.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.2%減の36.00億円とする期初計画を据え置いている。
《SO》
提供:フィスコ