貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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4385 メルカリ

東証P
2,097.5円
前日比
+29.5
+1.43%
PTS
2,095円
23:48 11/22
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
4.64 14.04
時価総額 3,442億円
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本日の注目個別銘柄:IRJ-HD、JVCKW、アウトソシングなど


<6035> IRJ-HD 1947 +322
急騰。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は9億円で前年同期比44.7%増と大幅増益、前四半期比では3.8倍の水準となっている。会社側では通期予想を公表していないが、通期20億円程度が市場予想とみられ、コンセンサスの大幅な切り上がりにつながる状況のもよう。大型プロジェクトが増加したことに加え、前第1四半期に発生していた株主総会対応費用などが抑制されたことなどが増益要因となっているようだ。

<2212> 山崎パン 2326 +245.5
急伸。前日に上半期決算を発表、営業利益は206億円で前年同期比43.3%増となった。4-6月期は113億円で同51.6%増と増益幅が拡大、市場予想も20億円程度上回った。また、通期予想は従来の270億円から340億円に大幅上方修正し、300億円程度のコンセンサスをも上回る水準に。コンビニ向け販売などが想定以上に好調。不二家の大幅減益でやや警戒感も高まっていた中でポジティブなインパクトに。

<6632> JVCKW 564 +80
ストップ高比例配分。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は50.1億円で前年同期比9.7倍の水準となった。据え置きの通期計画134億円に対する進捗値は37%に達しており、ポジティブなサプライズにつながった。前期に引き続き、セーフティ&セキュリティ分野の無線システム事業の販売が非常に好調に推移している。会社側では、想定を上回る実績としているが、現時点では修正を行わないとしている。

<7004> 日立造 884 -53
大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業損益は33億円の赤字となり、前年同期9億円の赤字から赤字幅が拡大。据え置きの通期予想は220億円の黒字で前期比9.7%の増益予想であり、低調な立ち上がりと捉えられた。Inovaドバイ案件の工事ピークアウトが赤字拡大の主因だが、国内バイオマス案件の納期遅延:追加費用計上で社内計画も下振れる。なお、受注高の通期計画は5300億円から6200億円に上方修正。

<2427> アウトソシング 1217 -210
急落。連結子会社において、雇用調整助成金の支給申請手続きの一部が適切に行われていなかった事実が確認されたこと、及び募集媒体会社等との取引プロセスの一部に疑義が生じたことから、外部調査委員会を設置すると発表。決算発表も延期の可能性があると説明。20年2月~6月の期間分の雇用調整助成金に関し、必要書類の回収が不調に終わり、申請担当者が一部書類の代理作成を行っていた事実などが確認されているもよう。

<8306> 三菱UFJ 1128 -5
もみ合い。前日に第1四半期決算を発表、純利益は5584億円で前年同期比4.9倍となり、通期計画に対して43%の好進捗に。3700億円程度だったとみられる市場予想も超過。ただ、MUB保有債券等の評価損影響の剥落が大きく増益要因に貢献したほか、MSの持分法適用決算期変更影響が768億円の押し上げ要因となるなど特殊要因も多く、ポジティブ反応は限定的。なお、上期決算時の自社株買い期待などは残っている。

<4902> コニカミノルタ 474.4 -43.2
大幅続落。前日に第1四半期決算を発表、営業損益は44億円の赤字となり、ほぼ収支均衡水準であった市場予想を下振れ。会社側の通期計画180億円の黒字予想は据え置いており、第1四半期は計画比やや上振れとなったもようだが、市場では会社計画以上の回復を想定していたため、ネガティブな反応が先行しているようだ。強化事業として注力しているインダストリー事業も第1四半期は減収減益に。

<4385> メルカリ 3614 +14
もみ合い。前日に23年6月期の業績上方修正を発表。営業利益は従来予想の135億円から170億円に引き上げ、前期は37億円の赤字であった。第3四半期までの状況から上振れは期待されたが、修正幅は想定以上となる形に。日本のマーケットプレイスのGMVなどが上振れたとみられる。ただ、買い先行で始まったものの、第3四半期決算発表以降株価は大きく上昇しており、いったん出尽くし感も強まる状況とみられる。

<9201> JAL 3005 -104
大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、財務・法人所得税前利益は314億円で前年同期276億円の赤字から黒字転換、第1四半期としては4期ぶりの黒字となった。コロナ前の4年前との比較でも増益に。国内・国際旅客収入が大きく伸びた。通期計画の1000億円は据え置いているものの、高い進捗率からは上振れが想定できる状況に。ただ、サプライズは限定的で、短期的には出尽くし感が先行した。

<7203> トヨタ自 2502.5 +57
大幅続伸。前日の取引時間中に決算を発表、その後はやや買いが優勢となり、本日も堅調な動きとなった。第1四半期営業益は1兆1209億円で前年同期比93.7%増、市場予想を上回った。台数・構成、為替影響などが増益要因に。通期予想は3兆円を据え置いているが、1ドル=125円の為替前提を変更していないこと、足元の状況は計画を上振れ推移とコメントされていることなどで、引き続き上振れ期待などは高いようだ。
《ST》

 提供:フィスコ

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