ハウスコム---1Q子会社の前年度に行われた決算期変更の影響により減収
ハウスコム<3275>は28日、2024年3月期第1四半期(23年4月-6月)連結決算を発表した。営業収益は前年同期比11.7%減の32.22億円、営業損失は0.57億円(前年同期は0.95億円の利益)、経常損失は0.56億円(同0.96億円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は0.51億円(同0.91億円の利益)となった。
不動産関連事業の営業収益は前年同期比12.7%減の28.18億円、セグメント利益は同28.0%減の4.20億円となった。これらの業績は、ハウスコムグループの仲介件数が前年同期比2,348件減の18,266件(前年同期比11.4%減)となったことが主たる要因としている。 大阪ハウスコムについて前年度に行われた決算期変更により、前期第1四半期は転居の繁忙期で仲介件数が多い月である3月分が含まれた3-5月分が計上されているのに対して、今期第1四半期では4-6月分が計上されていて繁忙期シーズン分が含まれていないことなどが主たる要因となる。今後も、新成長戦略の下で、成長の加速と事業ポートフォリオ見直しのための新サービスの開発・市場浸透等に注力していくとしている。
施工関連事業の営業収益は同3.6%減の4.04億円、セグメント利益は同35.8%増の0.48億円となった。今後も、受注機会の確実な獲得に注力していくとしている。
2024年3月期通期の連結業績予想については、営業収益は前期比0.8%増の142.88億円、営業利益は同17.4%増の4.62億円、経常利益は同4.1%増の6.46億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同18.9%増の3.89億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ