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株価指数先物【引け後】 FRB議長声明を受けての波乱をやや警戒


大阪9月限
日経225先物 32600 -40 (-0.12%)
TOPIX先物 2282.0 -2.0 (-0.08%)

 日経225先物(9月限)は前日比40円安の3万2600円で取引を終了。寄り付きは3万2610円とシカゴ日経平均先物清算値(3万2595円)にサヤ寄せする格好から、やや売り先行で始まった。その後、アルファベット<GOOG>の決算を好感した時間外での上昇を手掛かりに、現物の取引開始時には一時3万2710円まで買われた。しかし、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちのなかで模様眺めムードは強く、抵抗線として意識されている25日移動平均線に接近する局面では上値の重さが目立った。その後は持ち高調整の売りにより軟化し3万2460円まで売られる場面も見られたが、ショートを仕掛けてくる動きも限られた。前場中盤辺りから買い戻され、ランチタイムに再び3万2700円を回復したものの、後場は3万2600円~3万2700円辺りでの保ち合いが続き、後場の安値で取引を終えた。

 日経225先物はFOMCを控えるなか、短期的な商いが中心だった。寄り付き直後にロングを仕掛けた後は戻りの鈍さからショートが優勢となったが、下値も限られていた。前場終盤にかけてショートカバーからプラス圏を回復しており、後場は改めてロング優勢で始まったが25日線を捉えることはできず、結局は狭いレンジでの推移だった。概ねオプション権利行使価格の3万2500円~3万2750円のレンジ推移であり、レンジ上限に接近する局面では戻り待ちのショートに向かわせた。

 ナイトセッションではFOMCの結果やパウエルFRB(米連邦準備理事会)議長の声明を受けた米国市場の動向に振られやすいだろう。7月のFOMCでは0.25%の追加利上げは織り込まれており、今会合での利上げサイクル打ち止めが期待されている。ただし、明確に利上げ打ち止めを宣言するとは考えづらい面もあり、インフレ抑制のために必要とあらば追加引き締めを実施する用意があるといったニュアンスになりそうだ。解釈次第ではネガティブに反応する可能性もあるため、値動きの荒さには注意が必要だ。

 ただし、ひとまずFOMCを通過することもあって、アク抜け感は意識されやすいだろう。次は日銀の金融政策決定会合を見極めたいとするムードは高まりやすいが、現在の金融政策は据え置くとみられており、日本株に対する押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。また、グローベックスの米株先物は小動きで推移しており、アルファベットなどの時間外での上昇を材料視した動きは目立っていない。FOMCが無難に通過すれば、大型テック株を物色する動きも再開しよう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.28倍に低下した。米ハイテク株の上昇を手掛かりに、東京エレクトロン <8035> [東証P]やソフトバンクグループ <9984> [東証P]が日経平均株価を支えるなか、一時14.32倍に上昇する場面も見られた。ただし、引け後に決算発表を控えていたアドバンテスト <6857> [東証P]がマイナス圏での推移だったこともあり、トレンドは出にくい状態だった。なお、アドバンテストは第1四半期業績が予想を下回ったとして、PTS(私設取引システム)で売りが優勢となっている。

 手口面では、日経225先物はモルガンMUFG証券が514枚、ソシエテジェネラル証券が422枚、ABNクリアリン証券が303枚の買い越しに対して、ゴールドマン証券が423枚、ビーオブエー証券が298枚、ドイツ証券が256枚、楽天証券が209枚の売り越しだった。TOPIX先物はゴールドマン証券が1117枚、UBS証券が816枚、野村証券が514枚、大和証券が489枚、BNPパリバ証券が383枚の買い越しに対して、モルガンMUFG証券が1896枚、バークレイズ証券が462枚、ビーオブエー証券が452枚、JPモルガン証券が396枚の売り越しだった。

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