サンフロ不動産 Research Memo(8):同額維持となった2021年3月期を除き10年増配継続
■サンフロンティア不動産<8934>の株主還元策
同社グループでは、株主還元の基本方針として、「株主の皆様への長期的かつ安定的な利益還元に努める」「将来の成長に向けて積極果敢に挑戦する投資資金を確保する」「財務基盤の安定性を維持する」を掲げている。2023年3月期は前期比4.0円増の1株当たり48.0円(配当性向20.1%)を実施した。2024年3月期は同4.0円増の1株当たり52.0円(配当性向23.0%)の配当を予定している。収益成長による企業価値の向上と株主に報いる方針が読み取れる。中期経営計画ではさらなる成長方針を明確に打ち出しており、直近の1株当たり当期純利益は2021年3月期87.77円、2022年3月期152.26円、2023年3月期238.98円と右肩上がりである。安定配当を継続していることからも、中長期的な株価向上に対する蓋然性も高いと弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木稜司)
《AS》
提供:フィスコ