日経平均VIは低下、株価の下値堅く警戒感が後退
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時10分現在、前日比-0.37(低下率1.93%)の18.84と低下している。なお、今日ここまでの高値は19.31、安値は18.74。
今日の日経225先物は小幅に下落して始まった後、朝方に下げ幅を広げた。日本時間の明日未明に発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとして、積極的な買い戻しは手控えられた。ただ、下値を売り急ぐ動きは限定的で、日経225先物は朝方に今日の安値をつけた後は下値が堅く、前日終値近辺での推移となり、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退し、日経VIは概ね昨日の水準を下回って推移している。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
《SK》
提供:フィスコ