<注目銘柄>=学情、中計の数値目標1年前倒しへ
学情<2301>は7月18日に年初来高値2046円をつけたあと短期的な調整局面にあるが、好業績期待を背景に株価の先高観は強く、押し目は積極的に狙ってみたい。
6月12日に発表した第2四半期累計(22年11月~23年4月)単独決算で、経常利益は5億7400万円(前年同期比8.9倍)と大幅増益となった。新卒向けメディアの「あさがくナビ」、転職向けメディアの「Re就活」、就職博などの「イベント事業」、人材紹介の「エージェント事業」のいずれの事業も好調に推移。特に若年層の転職関連の伸びが力強さを増しており、「Re就活」の登録会員数は200万人を突破し、23年に入り新規会員登録数は前年比25.9%増で推移した。
足もとの好調を受けて、会社側では23年10月期通期業績予想を上方修正し、経常利益予想を23億円から24億2000万円(前期比18.7%増)へ引き上げたが、外部環境の見通しを慎重に見ているようであり、急激な経済状況の変化がない限り修正値を上振れる公算が大きい。中期的にも、経験者採用の拡大や新卒採用の早期化・難化により、「20代通年採用」を実施・強化する企業が増える見通しで、採用需要の高止まりは同社にとって追い風となる。26年10月期に経常利益33億2000万円を見込む中期経営計画は1年前倒しで達成される可能性が高いだろう。(仁)
出所:MINKABU PRESS
6月12日に発表した第2四半期累計(22年11月~23年4月)単独決算で、経常利益は5億7400万円(前年同期比8.9倍)と大幅増益となった。新卒向けメディアの「あさがくナビ」、転職向けメディアの「Re就活」、就職博などの「イベント事業」、人材紹介の「エージェント事業」のいずれの事業も好調に推移。特に若年層の転職関連の伸びが力強さを増しており、「Re就活」の登録会員数は200万人を突破し、23年に入り新規会員登録数は前年比25.9%増で推移した。
足もとの好調を受けて、会社側では23年10月期通期業績予想を上方修正し、経常利益予想を23億円から24億2000万円(前期比18.7%増)へ引き上げたが、外部環境の見通しを慎重に見ているようであり、急激な経済状況の変化がない限り修正値を上振れる公算が大きい。中期的にも、経験者採用の拡大や新卒採用の早期化・難化により、「20代通年採用」を実施・強化する企業が増える見通しで、採用需要の高止まりは同社にとって追い風となる。26年10月期に経常利益33億2000万円を見込む中期経営計画は1年前倒しで達成される可能性が高いだろう。(仁)
出所:MINKABU PRESS