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株価指数先物【寄り前】 FOMCの結果待ちのなか、持ち高調整が中心に


大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 32620 -20 (-0.06%)
TOPIX先物 2281.0 -3.0 (-0.13%)
シカゴ日経平均先物 32595 -45
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 25日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が上昇。NYダウは小幅ながら12営業日続伸し、1年5カ月ぶりの高値を付けた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見を見極めたいとのムードは強かったが、予想を上回る決算を発表した3M<MMM>が5%を超える上昇となり、NYダウを牽引した。

 また、決算発表を控えていたマイクロソフト<MSFT>やアルファベット<GOOG>、メタ・プラットフォームズ<META>など大型テック株の一角が買われた。国際通貨基金(IMF)が今年の世界経済の成長見通しを上方修正し、米経済がソフトランディング(軟着陸)する可能性があるとの見解を示したことも材料視された。S&P500業種別指数は半導体・同製造装置、素材、ソフトウエア・サービスが上昇した一方で、自動車・同部品、銀行、不動産が下落。

 なお、取引終了後に決算を発表したアルファベットは、クラウドサービスの安定的な需要と広告収入の回復により売上高と1株利益が予想を上回り、時間外取引で7%超上昇し、メタ・プラットフォームズは2%近く買われている。半面、マイクロソフトは売上高と1株利益が予想を上回ったものの、クラウドサービス「アジュール」の伸びが減速し1%あまり下落している。

 シカゴ日経平均先物(9月限)清算値は、大阪比45円安の3万2595円だった。日経225先物(9月限)は日中比50円安の3万2590円で寄り付き、その後は3万2550円~3万2670円辺りの狭いレンジで推移し、3万2620円でナイトセッションの取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小動きで始まることになりそうだ。ナイトセッションで下値の堅さは意識されていたものの、3万2750円辺りで推移している25日移動平均線に上値を抑えられる状況が継続。オプション権利行使価格の3万2625円を中心とした、3万2500円と3万2750円によるレンジにとどまっていた。アルファベットやメタ・プラットフォームズの時間外での上昇が材料視されるものの、FOMCの結果待ちのなかでは積極的にポジションを傾けてくる動きは限られそうだ。

 そのため、ナイトセッションの流れを引き継ぐ格好から、3万2500円と3万2750円辺りでのレンジ推移を想定する。25日線を捉えてくる局面では、短期的にその上の権利行使価格である3万2875円辺りをターゲットとした、ショートカバー狙いのロング対応に向かわせよう。しかし、VIX指数は13.86と小幅に低下したものの、25日線水準で下げ渋る動きを見せているため、投資家心理をやや神経質にさせそうである。

 なお、昨日のNT倍率は先物中心限月で14.29倍に低下し、再び75日線を下回る場面も見られた。ファーストリテイリング <9983> [東証P]やソフトバンクグループ <9984> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]などの弱い値動きが日経平均型の重荷となっていた。NT倍率はボリンジャーバンドの-2σと-1σによるレンジで推移しており、下向きのトレンドが意識される。ただし、SOX指数が上昇していることもあり、重要イベント前の持ち高調整もあって、ややNTショートを巻き戻す動きは入りそうだ。

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