日経平均VIは小幅に低下、株価底堅く警戒感はやや後退
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比-0.21(低下率1.05%)の19.80と小幅に低下している。なお、今日ここまでの高値は20.32、安値は19.71。
今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まり、朝方は下げ幅を広げる動きとなった。しかし、その後は下値を売り急ぐ動きはなく、日経225先物は下げ渋り、一時、上げに転じる場面があった。市場では、中国の景気懸念や、来週25-26日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)などへの警戒感はあるが、今日は底堅い株価推移を受け、ボラティリティーの高まりを警戒するムードがやや後退し、日経VIは昨日の水準を下回って推移した。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
《SK》
提供:フィスコ