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外為サマリー:一時139円19銭まで上昇、日銀政策修正思惑の後退で

 19日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=138円91銭前後と前日の午後5時時点に比べて70銭弱のドル高・円安となっている。

 18日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=138円83銭前後と前日に比べて10銭強のドル高・円安で取引を終えた。米6月小売売上高が市場予想を下回ったことを受けて137円70銭まで軟化する場面があったものの、米景気の底堅さが意識されるにつれ一時139円14銭まで上伸した。

 日銀の政策修正の思惑が後退していることが円売りにつながっている面もあり、この日の東京市場のドル円相場は堅調にスタート。日銀の植田和男総裁がインドで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議後の記者会見で「日銀が目指す持続的・安定的な2%の物価目標までに距離があるとの認識に変化がなければ、粘り強く金融緩和を続ける姿勢も変わらない」との見解を示したことが材料視され、午前8時30分過ぎには139円19銭をつけた。ただ、米長期金利の低下が重荷となっており、ドルは買い一巡後に上値が重くなっている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1229ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0020ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=156円00銭前後と同45銭程度のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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