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NY為替:7月米FOMCでの追加利上げを確実視、ドル反発


18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、137円70銭へ下落後、139円14銭まで上昇し138円81銭で引けた。米6月小売売上高の伸びが予想を下回ったため景気減速懸念に一時ドル売りが優勢となった。しかし、前月分が大幅に上方修正されたほか、国内総生産(GDP)に用いられるコア売上高は予想を上回り需要の底堅さを証明したため堅調な成長期待が再燃し金利も下げ止まりドル買いが再開した。対ユーロでのドル買いや植田日銀総裁が緩和策を維持する姿勢を示したことを受けた円売りも優勢となった。

ユーロ・ドルは、1.1269 ドルへ上昇後、1.1209ドルまで下落し、1.1231ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)でもタカ派として知られるクノット・オランダ中銀総裁が9月追加利上げを巡り慎重な姿勢を示したため9月の追加利上げ観測が後退し、ユーロ売りに拍車をかけた。ユーロ・円は154円88銭まで下落後、156円14 銭まで上昇。植田日銀総裁がインフレ目標達成を巡り進展がない限り緩和策を継続する姿勢を示したため円売りが優勢となった。ポンド・ドルは、1.3122ドルまで上昇後、1.3029ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8556フランへ下落後、0.8598フランまで反発した。

《MK》

 提供:フィスコ

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