Jリース Research Memo(8):「住み続けられるまちづくりを」をはじめとするSDGs達成を目指す
■サステナビリティへの取り組み
ジェイリース<7187>は、「私たちは、社会の安定と発展に貢献する責任を自覚し、公正かつ誠実な企業活動を基盤とした創造的なサービスの提供を通して、全社員と私たちに関わるすべての人の幸せを追求します。」という企業理念の下、保証を通じて社会の安心を共創することを目指している。具体的には、以下4つの取り組みによって持続可能な成長を目指すことを宣言している。
(1) 保証サービスの提供
保証サービスの提供によって、「住み続けられるまちづくり」をはじめとする安心な住環境の実現に貢献している。誰もが人間らしい生活が営める社会をつくり、人々の「信用」という財産を守る取り組みと言える。
(2) 社内各種取り組み
社内の各種取り組みによって、多様な価値観を尊重し、創造性あふれる社会をつくることを目指している。また、社員個々のスキルアップを支援し、活躍できる人材を育んでいる。
(3) 各種タイアップ
不動産会社はもちろん、保険会社、生活サービス事業者、金融機関、システム会社など、様々な企業とのタイアップにより便利で豊かな価値を提供するほか、行政と連携し地域の発展に貢献することを目指している。
(4) ESGへの取り組み
同社は、ESG(Environment:環境、Social:社会、Governance:ガバナンス)に配慮した経営を実践している。環境(E)の一例としては、各種デジタル化により紙資源使用量の削減につなげている。社会(S)の一例としては、従業員の疲労回復・疾病の予防などを目的に、視覚に障がいを持ち、あん摩・マッサージ指圧師等の国家資格免許を保有するヘルスキーパーを採用し、健常者と障がい者の共生を目指す先進的な取り組みを行っている。ガバナンス(G)の一例としては、全社員へのコンプライアンス研修を継続的に実施しているほか、コーポレートガバナンス・コードへ対応する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
《SI》
提供:フィスコ