米国株見通し:底堅い値動きか、金利高抑制なら売り縮小
(13時30分現在)
S&P500先物 4,549.50(-4.25)
ナスダック100先物 15,815.25(-25.50)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は15ドル安。中国・香港株安が波及し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。
17日の主要3指数は上昇。緩やかな上昇が続きナスダックとS&Pは反発し、ダウは76ドル高の34585ドルと6日続伸で引けた。この日発表されたNY連銀製造業景気指数は予想を上回る内容となり、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め方針を後押し。ただ、長期金利の大幅な上昇は抑制され、売り先行も買いが入りやすい地合いに。好業績の金融が選好され、相場を支えた。また、テスラなど主力ハイテクの買戻しが強まり、指数に寄与した。
本日は底堅い値動きか。今晩発表の小売売上高は前月比で前回よりも強いと予想され、今月末の4-6月期国内総生産(GDP)をけん引するとの思惑から減速懸念を弱めそうだ。一方、来週開催される連邦公開市場委員会(FOMC)は引き締め再開が織り込まれているものの、足元のインフレ率鈍化を受け9月以降は読みづらい。長期金利が伸び悩むなら、売りを弱める要因に。決算発表で金融の業績改善が続けば、ハイテクとともに指数を押し上げるとみる。
《TY》
提供:フィスコ