高千穂交易 Research Memo(12):2024年3月期の年間配当は137円(配当性向100.1%)を予定
■株主還元策
高千穂交易<2676>はこれまで年間24円配当を下限とし、連結配当性向40%以上とする配当方針を掲げてきたが、中期経営計画の方針により、ROE3期平均8%を達成するまでは配当性向100%とすることを宣言した。これに沿って、2023年3月期の配当は、前期の55円から年間133円へ増配した。さらに2024年3月期も、同方針に基づいて年間137円配当(中間期53円、期末84円、予想配当性向100.1%)を発表済みだ。
このように、利益成長に加えて資本効率の改善に踏み込んだ配当政策を宣言したことは大いに評価に値すると言える。さらなる利益成長と増配に期待したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
《AS》
提供:フィスコ