<注目銘柄>=日本マイクロ、上期を底に業績回復へ
日本マイクロニクス<6871>は、生成AI用需要の増大期待の高まりを背景に、3000円台を目指す動きが期待できる。
同社はメモリ検査をはじめとする半導体試験装置で使用される接続治具(探針)であるプローブカードの大手。5月に発表した第1四半期(1~3月)連結決算は、メモリ半導体の市況悪化を受けたメーカー各社の生産調整の影響や、TE(検査装置)事業におけるFPD市場減速の影響などで営業利益は前年同期比8.7%減の19億7400万円となったが、上期を底に業績は回復に向かいそうだ。
その背景にあるのが、生成AIの普及に伴うサーバ用メモリ向けのプローブカード需要の拡大だ。AI開発にはより高速・大容量のメモリが必要となり、それに伴いプローブカードの需要増加が見込まれる。また、来期にはウィンドウズ10のサポート終了を控えたパソコンの買い替え需要に伴うDRAM需要の増加も期待できる。業績は本格的な回復局面に向かおう。
会社側は、23年12月期業績予想を発表していないものの、営業利益50億円強を見込む調査機関もある。同調査機関によると、24年12月期は同80億円台を予想している。(仁)
出所:MINKABU PRESS
同社はメモリ検査をはじめとする半導体試験装置で使用される接続治具(探針)であるプローブカードの大手。5月に発表した第1四半期(1~3月)連結決算は、メモリ半導体の市況悪化を受けたメーカー各社の生産調整の影響や、TE(検査装置)事業におけるFPD市場減速の影響などで営業利益は前年同期比8.7%減の19億7400万円となったが、上期を底に業績は回復に向かいそうだ。
その背景にあるのが、生成AIの普及に伴うサーバ用メモリ向けのプローブカード需要の拡大だ。AI開発にはより高速・大容量のメモリが必要となり、それに伴いプローブカードの需要増加が見込まれる。また、来期にはウィンドウズ10のサポート終了を控えたパソコンの買い替え需要に伴うDRAM需要の増加も期待できる。業績は本格的な回復局面に向かおう。
会社側は、23年12月期業績予想を発表していないものの、営業利益50億円強を見込む調査機関もある。同調査機関によると、24年12月期は同80億円台を予想している。(仁)
出所:MINKABU PRESS