リソー教育---1Q増収、学習塾事業、学校内個別指導事業および人格情操合宿教育事業が順調に推移
リソー教育<4714>は10日、2024年2月期第1四半期(23年3月-5月)連結決算を発表した。売上高が前期比3.9%増の66.92億円、営業損失が3.69億円(前年同期は3.48億円の損失)、経常損失が3.62億円(同3.29億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が2.76億円(同2.62億円の損失)となった。
TOMAS(トーマス)(学習塾事業部門)について、 完全1対1の進学個別指導による高品質な教育サービスを提供し、売上高は前年同期比3.3%増の33.28億円となった。当第1四半期においては、TOMAS中目黒校(東京都)を新規開校、TOMAS二子玉川校(東京都)、TOMAS千葉校(千葉県)、TOMAS武蔵境校(東京都)をリニューアルした。
名門会(家庭教師派遣教育事業部門)について、100%プロ社会人講師による教育指導サービスの提供に加え、全国区へ事業展開を図っており、売上高は同1.3%減の10.43億円となった。
伸芽会(幼児教育事業部門)について、名門幼稚園・名門小学校受験業界でトップクラスの合格実績を誇る既存事業「伸芽会」に加え、受験対応型の長時間英才託児事業「伸芽’Sクラブ(しんが~ずくらぶ)」の2つのブランドの充実を図り、売上高は同2.7%減の13.03億円となった。当第1四半期においては、コナミスポーツ伸芽’Sアカデミー西宮校(兵庫県)、伸芽’Sクラブ学童二子玉川校(東京都)を新規開校、コナミスポーツ伸芽’Sアカデミー品川校(東京都)をリニューアル、伸芽会二子玉川教室(東京都)を移転リニューアルした。
スクールTOMAS(学校内個別指導事業部門)について、学校内個別指導塾「スクールTOMAS」の営業展開を推し進め、売上高は同15.3%増の6.32億円となった。
プラスワン教育(人格情操合宿教育事業部門)について、情操分野を育む多彩な体験学習サービスの提供を行い、売上高は同39.3%増の3.79億円となった。
その他の事業売上高は同11.9%増の0.04億円となった。
同社グループの経営成績は、受験後の卒業等により生徒数が変動することから、新学期スタート時期である第1四半期を底とし、講習会授業を実施する第2・第4四半期に大きく膨らむ季節的な変動要因があるため、第2・第4四半期と比較して、第1・第3四半期の収益性が低くなる傾向にある。
2024年2月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比8.0%増の340.00億円、営業利益が同24.9%増の30.00億円、経常利益が同22.8%増の30.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同38.0%増の20.60億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ