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今日の為替市場ポイント:米インフレ緩和期待でドルは伸び悩む可能性


11日のドル・円は、東京市場では141円46銭から140円42銭まで下落。欧米市場では140円96銭まで買われた後、140円30銭まで反落し、140円35銭で取引終了。本日12日のドル・円は主に140円台で推移か。米インフレ緩和の思惑でドルは伸び悩む可能性がある。

一部報道によると、有力格付け会社S&Pグローバルのチーフエコノミストであるポール・グルーエンワルド氏はロンドンでの会議に出席し、「ドルは今後も世界の主要通貨であり続けるだろうが、世界の支配的な通貨ではなくなるだろう」との見方を表明した。その理由として同氏は中国人民元建ての貿易が拡大していること、アジアインフラ投資銀行(AIIB)など中国に本部を置く開発銀行による安価な融資などドルが回避されている事例を挙げた。

国際通貨基金(IMF)が公表している資料を基にした推計では2023年3月末時点で米ドルの割合は60%を下回っているが(約59%)、2022年3月末とほぼ同水準。ユーロ、日本円、人民元、英ポンドの比率にも大きな変化はみられない。ただ、中国、ロシア、インドは貿易決済におけるドルの使用を減らしており、主要産油国も同様の動きを見せる可能性があるため、外貨準備におけるドルの比率は段階的に低下していくとの見方が増えている。

《CS》

 提供:フィスコ

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