個人投資家hina:「ETF5つの利点と日経反転時に買っておきたい銘柄」【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「hina」氏(ブログ:hinaの株ブログ」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2023年7月10日15時に執筆
『hinaの株ブログ』を執筆しておりますhinaと申します。ニッポン放送の人気番組【飯田浩司のOK!Cozy up!週末増刊号】にレギュラー出演中。Yahoo!特設掲示板にて、「ピストン西沢とhinaの投資部屋」を運営中。CAMPFIREコミュニティにて投資情報配信サロン「hinaの株プレミアム」を開設、市場営業日には毎日メルマガを配信しています。株の入門書『超ど素人が極める株』は翔泳社から出版。増刷中です。
日経平均は徐々に軟調な動きとなっています。10日の日経平均は寄り付き+5円の32393円からの始まりとなりました。寄り後すぐに+170円となる32558円までつけていきましたが上昇は続かず、徐々に値を崩していく展開となりました。後場寄りあとすぐに‐323円の32065円までつけていく場面もありました。一日の上下値幅は493円と、比較的大きめの振り回しの起きた日となりました。日経平均は5日間続落。この間の下げ幅は引け値ベースで‐1564円となっています。31500円のあたりには5月末ぐらいに上値抵抗を受けていたポイントがあります。今回の調整局面の下値支持にはなってくれるのでは?と見ています。
◎ETFについて
日経平均先物という商品があります。売りをすることで現物株のヘッジなどに使われたりします。先物は口座を証券会社で開かないと売買することができません。株の口座を証券会社に開いていれば、その口座ではETF=上場投資信託で、先物と同じような値動きをする商品を売買することができます。ETFは上場投資信託で、株と同じように場中に売買することができます。
ETFの利点は、1つの銘柄で分散投資ができること、少額から始められること、リアルタイムで取引ができること、信託報酬が安いこと、売買の自由度が高いことなどがあります
日経平均が1%上昇したときには、+2%の上昇をするように設計されているETFがNEXT日経平均レバレッジ<1570>です。投資家からの通称として、「日経レバ」と呼ばれたりしています。日経レバ<1570>は本日の終値は19605円です。これを一口(株の時は1株2株と株数で呼びますが、ETFは上場投資信託なので、1口2口という数え方をします。)から買うことができるので、約定代金は19605円で買うことができます。ここから日経平均が上がりそう、という予想をした時には日経レバを買うことによって、上がったら収益の上がるポジションを作ることができます。
例えば、日経平均が32000円の時、日経平均が320円上昇したら+1%の動きが起きたということになります。その時には日経レバは+2%の上昇をすることになります。日経レバがスタート地点で19500円だったら、+2%で、日経レバの価格は390円ほど上昇して19890円ぐらいの価格をつけるというぐらいの値動きが起きます。19500円の時に1口投資していたら、日経平均が1%の上昇をしていけば、390円の利益が上がるということになります。(手数料は考慮していません)
実際には手数料もかかりますのでこの通りとはなりませんが、そのぐらいの値動きで、このぐらいの損益が出る商品ということになります。日経平均の調整局面が終わりを迎え、ここから切り返す、というような予想を立てた時には、この日経レバを少し買ってみるというのも手だと思います。
注意点としては、日経レバは長く持っていると、段々と減価していく(値段が少しずつ下がっていく)という商品特性がありますので、一か月以上とかの長い期間持ちっぱなしにするようなことはやめましょう。日経平均の調整が終わって、コツンときた気がする(ここから反転しそうな気がする)、というときにはこの日経レバ<1570>に投資してみる、というのも一つ手かなと、思います。
日経平均は今は調整局面で下げている日が多くなっていますが、また先月までのような上昇相場を迎えることもあるでしょう。日経平均はよく上昇していたのに、見ている個別銘柄はあまり上がっていかなかった、というように銘柄によって上昇局面の恩恵をうまく享受できなかったという方もいたことだと思います。日経平均の上昇局面というときには、日経平均を対象としたETFに投資するということも選択肢として持ちたいところです。
当然、予想が外れてしまい、買ってから下落してしまえば損失を被ることはあります。投資は自己責任で、というのはこのメルマガの読者の方ならご理解いただけているとは思います。始めは少ない口数で、このぐらいの動きが起きたらこのぐらいの勝ち負けが起きるということをシミュレーションしてから、実際の売買を始めるようにしましょう。
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執筆者名:hina
ブログ名:hinaの株ブログ
《TY》
提供:フィスコ