決算マイナス・インパクト銘柄 【東証スタンダード・グロース】引け後 … ミタチ産業、北興化、ＢＳ１１　(7月7日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証スタンダード・グロースの銘柄である。株価が決算発表前日の7月6日から7日の決算発表を経て10日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　エクスＭ <4394>
　23年11月期の経常利益を従来予想の2億3000万円（非連結）→1億1800万円(前期非連結は1億8600万円)に48.7％下方修正し、一転して36.6％減益見通しとなった。

▲No.2　ミタチ産業 <3321>
　23年5月期の連結経常利益は前の期比14.9％増の24.5億円に伸びたが、24年5月期は前期比34.7％減の16億円に落ち込む見通しとなった。

▲No.5　ＭＳコンサル <6555>
　24年2月期第1四半期(3-5月)の連結最終損益は6500万円の赤字(前年同期は2000万円の黒字)に転落した。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<4394> エクスＭ 　　　東Ｇ 　 -20.06 　　7/ 7　　上期　　　　5.75
<3321> ミタチ産業 　　東Ｓ 　 -15.32 　　7/ 7　本決算　　　-34.75
<4992> 北興化 　　　　東Ｓ 　 -11.26 　　7/ 7　　上期　　　　5.31
<9651> 日本プロセス 　東Ｓ　　 -7.07 　　7/ 7　本決算　　　　0.31
<6555> ＭＳコンサル 　東Ｓ　　 -5.95 　　7/ 7　　　1Q　　　　赤転

<5900> ダイケン 　　　東Ｓ　　 -3.37 　　7/ 7　　　1Q　　　　6.06
<3063> Ｊグループ 　　東Ｇ　　 -1.77 　　7/ 7　　　1Q　　　　赤縮
<9414> ＢＳ１１ 　　　東Ｓ　　 -1.59 　　7/ 7　　　3Q　　　-16.28
<8127> ヤマトインタ 　東Ｓ　　 -1.33 　　7/ 7　　　3Q　　　 18.09
<3815> メディア工房 　東Ｇ　　 -1.08 　　7/ 7　　　3Q　　　-80.52

<7975> リヒトラブ 　　東Ｓ　　 -1.07 　　7/ 7　　　1Q　　　　赤転
<6492> 岡野バ 　　　　東Ｓ　　 -0.59 　　7/ 7　　上期　　　 25.85
<9835> ジュンテン 　　東Ｓ　　 -0.34 　　7/ 7　　　1Q　　　-55.23

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした10日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース