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7日の株式相場見通し=下値模索続く、足もと世界同時株安の様相に

 7日の東京株式市場はリスク回避目的の売りが続き、日経平均株価は下値模索の動きを続けそうだ。足もとでは世界同時株安の様相を示している。前日の欧州株市場はほぼ全面安商状に売られたが、ドイツやフランスなどをはじめ主要国の株価指数の下げ幅はいずれも大きなものとなった。米国株市場では、発表された6月のADP全米雇用リポートで非農業部門の雇用者数の伸びが市場コンセンサスを大幅に上回ったことで、労働需給の逼迫を背景にFRBの利上げが続くことへの警戒感が売りを誘導する格好となった。この日発表された、その他の経済指標も軒並み強い数字でインフレ懸念が高まっている。東京市場ではこの流れを受け、買い手控えムードが続きそうだ。日経平均株価は前日に560円あまりの大幅安で3日続落したが、日本時間今晩に予定される6月の米雇用統計の発表を控え、足もとでリバウンドを期待して買い向かう動きは限定的となりそうだ。ETF分配金捻出のための売りがきょうと来週明けに集中するとみられており、これも見送りムードを助長することになりやすい。日経平均はアジア株市場や米株価指数先物の動きを横にらみに、3万2000円台前半まで水準を切り下げる可能性もある。

 6日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比366ドル38セント安の3万3922ドル26セントと大幅続落。ナスダック総合株価指数は同112.611ポイント安の1万3679.043だった。

 日程面では、きょうは5月の家計調査、5月の毎月勤労統計、6月上中旬の貿易統計、5月の景気動向指数(速報値)、消費活動指数など。海外では、6月の米雇用統計など。

出所:MINKABU PRESS

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