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株価指数先物【引け後】 パッシブ型ETFの決算による需給影響を見極めへ


大阪9月限
日経225先物 32730 -590 (-1.77%)
TOPIX先物 2273.0 -31.5 (-1.36%)

 日経225先物(9月限)は前日比590円安の3万2730円で取引を終了。寄り付きは3万3020円とシカゴ日経平均先物清算値(3万3120円)にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まった。開始直後に付けた3万3040円を高値に、ほどなくして節目の3万3000円を割り込むと下へのバイアスが強まり、一気に3万2830円まで下げ幅を広げた。支持線として意識されていた25日移動平均線まで下げたことで、売り一巡後は押し目待ち狙いの買いも入り、前場は3万2860円~3万3000円辺りで下げ渋る動きを見せた。

 しかし、ランチタイムで一段安となると、後場の取引開始後には一時3万2610円まで売られた。終盤にかけては3万2680円~3万2800円処で下げ渋ったものの、25日線に上値を抑えられる形となり、センチメントを冷ます格好だった。

 日経225先物は売り先行で25日線水準まで一気に下げ、調整一巡感は意識されやすいところであった。しかし、ランチタイムでショートが強まり、後場の取引開始直後には裁定解消にも向かわせた。明日のパッシブ型ETFの決算に伴う分配金捻出のための売り需要が警戒されるなか、本日の大幅な下げによって押し目狙いのロングも慎重にせさたのであろう。

 パッシブ型ETFの決算は明日7日と、週明け10日に集中しているうえ、米雇用統計の発表を週末に控えていることもあり、短期筋のショートは入りやすいだろう。ボリンジャーバンドの-1σが位置する3万2340円や、6月27日に付けた直近安値3万2250円辺りが目先的には意識される。ただし、バンドの収斂によってトレンドは強まりやすく、-2σの3万1780円辺りの可能性もみておいた方が良さそうだ。

 まずは明日の需給状況を見極めたいところである。分配金捻出のための売りはイレギュラーではなく、想定されているイベントである。本日の下落でもショートが積み上がっているほか、ヘッジ対応も行われ、持ち高調整も進んだであろう。明日の売り需要の受け皿として、ショートカバーが入ることになりそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で14.39倍に低下した。一時14.35倍まで下げており、ボリンジャーバンドの-2σを下回る場面が見られた。バンドは収斂から拡大を見せてきており、トレンドの出やすいタイミングでもある。-3σが位置する14.30倍辺りまでの低下を想定したNTショートに向かわせやすいだろう。ただし、同水準までの調整を見せた後は、NTロングへのシフトを想定しておきたい。

 手口面では、日経225先物はABNクリアリン証券が1836枚、UBS証券が883枚、ビーオブエー証券が805枚、モルガンMUFG証券が600枚の買い越しに対して、JPモルガン証券が1798枚、ゴールドマン証券が1210枚、野村証券が1117枚の売り越しだった。TOPIX先物はゴールドマン証券が3515枚、ソシエテジェネラル証券が2777枚、野村証券が2545枚、シティグループ証券が1205枚の買い越しに対して、三菱UFJ証券が3813枚、ビーオブエー証券が2027枚、みずほ証券が1684枚、モルガンMUFG証券が1682枚の売り越しだった。

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